昨日、7月7日は七夕でした。
七夕は、年に一度だけ織姫と彦星が天の川を渡って出会うことができるという、古くから親しまれてきた伝説です。
織姫は「機織り」の名手としても知られ、織物と深い関わりがあります。
そんな日に、一年に一度の目白大学での講義をしてきました。

社会学部社会情報学科の生徒さんに向けての講義は、100人を超える生徒さんにお話しする貴重な機会となりました。
このカリキュラムでは、色々な職業(作り手)の方を招き、それぞれの仕事をさまざまな視点でお話をしているようです。
私は、機織りについて、機織りと情報技術、業界で起きていること、手織りの価値など、慣れないパワーポイントを使いながら一コマお話ししました。
来年もまたこの機会があるので、次回も若い世代の方に、機織りについて知っていただければ嬉しいです。
高等科のカリキュラムで制作する木綿着尺は、縞のデザインから染色、そして織りまでを自ら行う大作です。
縞のデザインにはさまざまな種類があります。日本には伝統的な名称を持つ縞が数多くあり、海外では一般的にストライプと呼ばれています。また、縞の幅や色の組み合わせによっても印象は大きく変わります。
作品は、木綿の着物にする方や、洋服地にするかたなど様々…

【木綿の縞着尺】
研究科は初等科・高等科・専修科を修了した方が進むコースです。
これまで学んだ組織や技法を活かしながら、自分の作りたい作品に挑戦していきます。
着物や帯を織る方もいれば、日常の生活で使える作品を織ったりと、目的や用途、使いたい糸などから計画をしていきます。
生徒さんの今までの作品の設計図や布サンプルを参考に、また手織の専門書もたくさん置いております。

【↑生徒さんの作品集】
初等科・高等科のカリキュラムを終えると、専修科のカリキュラムに進みます。
生徒さんの中には、教室でカリキュラムを進める方もいれば、教室と同じ織機を自宅に用意し、自宅でも制作を進める方もいらっしゃいます。
はたおとの織機はオリジナルの高機。扱いが慣れ始めノッティングのカリキュラムに取り組む頃から自宅でも織りたい方は購入を検討します。
専修科一つ目のカリキュラムでは、【縫取り】で課題の図案を織り、その後自由作品を織ります。
縫取りの技法を学んだ後は、【八寸名古屋帯】や【角帯】制作へと進みます。
このカリキュラムでは、絹糸を使い染色実習から行い、縫取りでお太鼓柄を織ります。

【八寸名古屋帯】刺繍糸を使い、幾何学模様の市松をグレデーションで綺麗に表現しました。
初等科のカリキュラムを修了すると、次は高等科のカリキュラムに進みます。
作品の大きさや制作ペースによって異なりますが、初等科は半年〜1年ほどが目安です。
そして高等科のカリキュラムでは、柄織(オーバーショット織り)・ノッティング・木綿着尺に挑戦します。
一つ目の課題「柄織」では、たて糸2色・よこ糸3色以上を使って作品を織ります。
たて糸を2色使うことで、整経の方法もこれまでとは少しだけ変わってきます。

【柄織 ランチョンマット2枚】
一枚目と二枚目が同じデザインになるよう、よこ糸の色の切り替えを確認しながら丁寧に織り進めています。 この投稿の続きを読む »
