本日で桐生展も最終日です。
三日間天候に恵まれ、県外からも多くの方にご来場いただいております。
桐生は、織物文化が根付いている街ですので、機織りに従事している方や、家族など身の回りで織っている方も多く、作品について話しながら展示を見ている方も多いです。
今でもなお、桐生では機織りが身近にあると感じますね。
今回の作品の展示方法ですが、生徒さんのカリキュラム順に展示をしています。
初等科では、マフラーやランチョンマット、クッションカバーなど、すぐ作品になるものを織る方が多いです。
最初ウールの扱いに苦戦するかたも多いですが、皆さん素敵なマフラーに織り上がっています。
高等科では、ノッティングによる敷物やタペストリーを織ります。
経糸に糸を結び、織る技法で、糸の太さや結び方は皆さんそれぞれ…。
糸の長さを変えることによって、立体的な作品もできあがります。
また高等科では、木綿の着尺も織ります。初めての染色で、糸染めから整経、織りと大作です。
作品も着物や作務衣など、それぞれの想いで作品にしています。
専修科では、縫取りや、綴れ織り、二重織りの作品をおります。
色使いも、用途も今までの作品とはまた異なりますね!
帯は八寸名古屋帯、九寸名古屋帯、角帯などを展示しています。
専修科のカリキュラムと、研究科の生徒さんの作品を並べております。
お太鼓部分に縫取りで柄を入れたり、組織織りで柄をだします。
今回絹の着物は27点展示しております。
草木染めで糸を染め、花織や市松織り、絣などの着物が並び見応えがあります。
こちらはお孫さんの七五三の祝い着として着る予定だそうです。
来週の金曜から日曜日まで、東京の池袋【自由学園 明日館講堂】にて、展示を行ないます。
桐生展とは会場の雰囲気も異なり、作品の見え方も変わるかもしれません。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
【東京展】日程:4/18(金)〜4/20(日)10:00〜17:00
最終日16時閉場
会場:自由学園 明日館 講堂
東京都豊島区西池袋2丁目31-3