機織り教室、染色、機織り体験の手織教室はたおとブログ

今年も各クラス最後の授業を迎え、１年間の締めくくりにクラスごとに大掃除を行います。

はたおとも来週の木曜日で今年の授業も終わり。来年は１月７日から授業の再開となるので、少し長めのお休です。

年末年始はどこも混んでいると思うので、家でゆっくりと過ごす予定…。

旅行に行くときには、その土地土地にある美術館や博物館などに行って、産地の織物に触れるようにしています。

先月は、名古屋に訪れる機会があり、【トヨタ産業技術記念館】へ伺いました。

ここはおすすめです。

トヨタと言えば、今では自動車のイメージですが、創業当初は繊維の機械から始まりました。

織機や紡績機が実働し、糸のできる様子や織機の歴史を見ることができ、大変見応えがあります。

また名古屋駅から一駅の場所に位置し、駅からも近いので交通の便も非常に良いです。

展示しているものも見応えあるのですが、さすがトヨタグループが運営している博物館。

それぞれのブースで、実演を交えながら細かく説明をしてくれるので、知らない人でもスッと話が入ってくるかと思います。

例えば、綿糸の作り方。女性スタッフの方が、綿繰りし、弓で綿をうち、撚りをかけ糸にします。

一連の流れを、実演を交えながら説明してくれるので、わかりやすいです。

紡績の技術と進化もまた素晴らしいです。

ガラ紡の説明を受け、その後大きい紡績機を使い綿糸の特徴や、紡績工程の糸の変化なども見せてくれます。

織機の変化も面白く、またトヨタの創業者である豊田左吉さんの生い立ちや織機の変化も実演も交えながらお話を聞けます。

人力だった織機を、人の手のかからないようにどんどんと自動化へ。

その変化工程もそれぞれの織機を使い伺えるのですごく楽しいです。

そして最新式のジャカード織機や、レピア織機、ウォータージェット織機など、そのスピード感に驚かされます。

私たちの手織りとはまた違う世界ではありますが、とにかく見ていて面白い。

お時間があれば、是非名古屋市内に観光に行く際にお立ち寄りください。

またお昼もこの施設内にあり、東京よりリーズナブルに頂けます。

自動車館もあり、ランチも含めて充実した一日を過ごすことができました。