今月はじめ、休日を利用し長野県岡谷市で開催されたシルク見学会・実技講習会に参加してきました。

会場は、【岡谷蚕糸博物館

岡谷蚕糸博物館では、絹の歴史や歴代の製糸機械が展示されているだけでなく、

2014年より、【宮坂製糸所】が移転され、様々な機械が展示・稼働しています。

製糸所は年々数が減少してきており、関東近郊では

ここ【宮坂製糸所】や【碓氷製糸所】、他数カ所しかありません。

稼働している様子を見学できる、貴重な場所です。

そして博物館、製糸所の説明をしていただいたのが、【下村ねん糸】の下村さん。

絹糸の撚りのことだけでなく、使い方など、様々な作家さんに絹糸を提供してくれる、

業界では有名なお方です。

実演を交えながら、楽しく話を進めていただけたので、あっという間に時間が過ぎていきました。

真綿の現状や、作り方なども事細かく教えていただきました。

上の写真は、繭を柔らかなくなるまで重曹につけておき、これから蛹を取り出し開くところです。

…ドキドキ。

本に載っている情報だけではなく、実際に体感するのは重要なことですね。

↑真綿は広げるとふわふわに…真ん中に穴を空けて糸引きもやりました。

現在、製糸所は少なくなってきており、また糸の流通もだんだんと難しい状況になってきているようです。

考えさせられることもあり、私達にできることを少しずつ取り組んでいこうと思っています。

埼玉から岡谷まで3時間の旅でしたが、充実した一日となりました。

最後に、この博物館で売っているシルクの石鹸を思わず購入。

ほんの少し手でこすっただけで、泡立が本当によく、びっくり!!

もし行った際には、是非お試しを!

【岡谷博物館】

長野県岡谷市郷田1-4-8
TEL.0266-23-3489

休館日:水曜日

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