だんだんと暑い日が続き、梅雨の時期も近づいてきました。
はたおとでも、先週末は暑い中の染色実習…
実習で染めた糸を使い、これから絹の着尺に取り組む方も多く、皆さんそれぞれの着尺をイメージしながら、そして皆さんで相談しながら染色実習を楽しんでおりました。
さて、今回は、先週の東京校の様子を紹介したいと思います。
手織教室…織るだけでなく、準備もたくさん…。
糸巻きや整経、経巻きや綜絖通しなど、生徒の皆さんは作品を通じてこれから工程を学んでいきます。
糸作りから行うかたもおり…
和紙を等間隔の幅に切り、紙糸づくり…
このあとは、一本の糸にし撚りをかけます。この準備だけでも大変な作業ですが、風合いがとても素敵な帯になる予定です。
そして生徒さんは、カリキュラムにあわせ、それぞれ自分のペースで進んでいきます。
↑経糸の準備も終わり、余り糸を綛に戻していたり…
↑組織図を見ながら複雑な綜絖通しも終わり、筬通しもあと少し…
↑60羽の筬通しも終盤をむかえ、目もだんだんと慣れてきました。
↑高等科のカリキュラムのノッティング。経糸に毛糸を結びながら織っていきます。
だんだんと図案がでてきましたね。
↑専修科の最後のカリキュラムの絹の着尺。
緯糸の織りムラを軽減するための三丁杼で織っております。
織るリズムも大分スムーズになりました。
↑そしてこちらはいよいよ織り終わり…
梅で染めた絹の着尺に、はさみを入れて無事終了。お疲れさまでした!
↑織った布を帽子に仕立てました。仕立てるとまた一段とよくなりますね。