梅雨も明け、今日も暑い日となっております。
そして今週からオリンピックも開幕し、こちらも熱い日が続きます!
さて本日は、教室の生徒さんの作品を紹介したいと思います。
はたおとのカリキュラムには、初等科から専修科があり、初心者の方でも徐々にスキルアップができる内容を用意しております。
最初は扱いのしやすい太い糸で、機拵えから織りまで行っていきます。
↑初等科最初の作品のバック。ほとんどが初めての作業。
初等科では作品を通じて2回機拵えをしますが、繰り返しの作業で少しずつ覚えていきます。
織り方は、平織りと畝織りを使い、緯糸を二色使いボーダーのバックに仕立てました。
↑こちらも初等科一つ目の作品の敷物。
平織りで緯糸を変えながら、経糸と緯糸の交錯するの楽しみながら綺麗に仕上がりました。
一つ目の作品を作った後には、見本織りで60種類の組織を織ります。
その中好きな組織を選び、次の作品を織ります。
一作目では綿糸を使いますが、二作目ではウールなどを扱います。
↑ベビーアルパカを使い、組織も半分で変えた薄手で柔らかいマフラーを織りました。
↑こちらも見本織りから組織を二つ選び、緯糸も自由に手織ならではの作品が織り上がりました。
二つの作品をできたら次は高等科に入ります。高等科では三つの作品をつくります。
↑高等科一つ目の作品の柄織(オーバーショット)では、経糸を二色以上使い縞をつくります。
一色の経糸とは異なり、整経の仕方も少し違い、色の組み合わせを考えるのも楽しみに一つ。
↑二つ目の作品は、ノッティングで額装をつくりました。
今までの織りとは異なるノッティングは、経糸に毛糸を結んで一段ずつ進めていくので手間と時間がかかります。
糸も草木染めをしてつくったので他にはない思入れのある作品に仕上がりました。
高等科の最後の作品は、木綿の着尺を織ります。この作品では縞の設計から糸染め、機拵え、そして織と一番時間のかかる作品となります。
高等科の作品が終わると、専修科となり様々な織りに挑戦します。
専修科一つめの作品は縫取りで作品を織ります。
縫取りは、平織の間に刺繍糸で図案を織り出す。
その縫取りを使い、次の作品の帯を織ります。
↑縫取りの半幅帯。
絹の平巻きを経糸に、ふい絹を緯糸として使い、糸染めから行います。
半幅以外にも、八寸名古屋帯や角帯にする方もいらっしゃいます。
次のカリキュラムでは、綴織で作品を織ります。
↑綴織のタペストリー。経糸が見えないように緯糸を入れます。
厚手の織物になるので、敷物などにする方も多いです。
そして次のカリキュラムでは二重織の作品を織ります。
二重織は、袋状にして織ったり、倍幅にしたりする織り方で組み合わせも色々できます。
↑袋状でボーダのマフラーを織りました。房部分のボンボンも特徴的で可愛いですね。
そして最後のカリキュラムが絹の着尺。
糸は毛呂山校で草木染めし、着尺を織ります。
次回は、研究科の作品を紹介したいと思います。