ここ最近ずっと朝晩寒くて、暖房が欠かせない日々…
電気代も上がっているので、節電もしつつ、でも暖房もしつつと悩ましいものです。
さて、本日は生徒さんの作品を紹介したいと思います。
生徒さんが入学後すぐ取り掛かる初等科の作品。
↑エジプト綿を使い、テーブルセンターを織りました。
初等科一つ目の作品では、平織・斜文織の組織から作品を、一から作ります。
糸巻きから整経、たて巻き、綜絖通し、筬通しと、ほとんどの方が初めての作業。
最初の作品では、何をやっているか【??】が頭の中に浮かびますが、まずは一連の流れを行い、少しずつ学んでいきます。
作品例はランチョンマットや袋物の作品を織ります。
その後見本織りを作り、さまざまな組織を織ります。
↑見本織りから一つ好きな組織を選び、マフラーを織りました。
グラデーションの糸を使い、徐々に色が黄色から赤へと変化していきます。
打ち込みも一定に綺麗に織れています。
その後、カリキュラムは高等科に進みます。
高等科では【柄織り】【ノッティング】【木綿着尺】を作ります。
↑中細の毛糸を使い、キャラクターのタペストリーを作りました。
トルコ結びで、結びながら切る、結びながらの切るの繰り返し。一段一段手間がかかりますが、可愛いヒトハタウサギの完成です。
↑こちらもノッティングの作品の椅子マット。
使う糸は【ドリーナ】で、糸は事前に切ってから結びました。使う糸や長さによって方法を変えています。
そして専修科のカリキュラムでは【縫取り】【八寸名古屋帯】【綴織】【二重織】【絹着尺】を織っていきます。
専修科ではさまざまな織り方、技法があり、生徒さんそれぞれ好きな作品もあれば苦手な作品もあります。
その中で、自分の向いている(好きな)作品を見つけていき、研究科となり作品を作っていきます。
↑カシミヤのマフラー。カシミヤは高価ですが、とても柔らかいマフラーに仕上がります。
この作品はプレゼント用のマフラー。
↑こちらも千鳥格子のマフラー。糸はベビーカシミヤをつかい、とっても、とっても柔らかい作品となりました。
↑オーバーショット織りの作品で、お手製のバックを作りました。
オーバーショット織りは教室でも人気の作品。一つ作品をつくり、あまり切れでもう一つ作品を。
全面の使うデザインと、皮の作品にアクセントで入れる作品。同じ作品でも印象がガラッと変わりますね。
↑黄八丈の織り方のひとつを使い、敷物を織りました。
黄八丈の織り方には、平織と綾織、市松織があり、これは綾織のひとつ。
片面斜文のため、裏表雰囲気が異なる作品となります。
↑タリフさんの糸を使い、ジャンパースカートに仕立てました。
仕上げ後の生地感がとてもよく、服地として人気があります。