前回の作品紹介に引き続き、今回は研究科の作品を紹介したいと思います。
カリキュラムが終わり、研究科になると皆さん取り組む作品もそれぞれ。
着尺を織る方もいれば、マフラーやバック地を織る方などもいらっしゃいます。
教室には、生徒さんの織った作品の糸や組織図の情報や端切れなどがたくさん残っており、生徒さんの織りたいものを見つける手助けとなってくれます。
例えばマフラーでも…
カリキュラムの一番最初で織った斜文織りでも、糸の種類や色合いの変化により、色々な表情を見せます。
同じ斜文織りでも、色糸効果を使い千鳥格子にしたりと初等科ではやらなかったことにチャレンジしています。
また細い絹糸を使い、山形斜文織りで光沢感と柔らかさのあるショールに織り上がります。
変化斜文織りの杉綾でカシミヤのマフラーを織ったりと、斜文織りでもたくさんの種類がありますね。
また最近ではクラスによってはオーバーショット織りが大人気!!
オーバーショット織りは、たくさんの織りの本にその組織図が載っており、専門の本もあります。
オーバーショットで二種類のバックに仕立てたり…
マフラーにしたりと、たくさんの作品を見ることができます。
また敷物も…
蜂巣織りで緯糸を変えると、雰囲気も異なる作品になります。
そして織ったものをプレゼントする方もおり…
麻糸で織った織った暖簾。カラーのイラストが上手に表れていますね。
また織物を分解する生徒さんもおり…
左が海外で購入した生地、右がそれを分解し自分で織った生地。素晴らしい再現力!!
洋物だけでなく、着尺や帯などに挑戦する方もたくさんおり、、、
麻糸で織った半幅帯。とてもしっかりとしており、他の生徒さんにも好評でした!