はたおと研修旅行…
今回の開催は前回群馬に行って以来、6年ぶりとなりました。
目的地は【魚沼市塩沢】【小千谷市】
新潟は織りの産地として有名であり、越後上布・本塩沢・塩沢紬・夏塩沢・小千谷縮と盛りだくさん!!!
そして織りだけでなく、三大薬湯のひとつである松之山温泉も今回の旅行の目玉だったりしています。。。
いざ新潟へ。ということで、今回はバスを貸切にし、毛呂山校から越後湯沢駅を経由して向かいました!!
織り三昧の旅の1日目は、【塩沢つむぎ記念館】【星野織物】【キナーレ】【十日町市博物館】へ
新潟県の織りの特徴は、この土地ならではの雪が密接に関係しています。
越後上布や、小千谷縮などは雪晒しが有名ですが、
切れやすく、繊細な麻糸を扱うには、気温の低さと湿度の高さも重要な要素であり、その気候をうまく取り入れた織りの工程があります。
【越後上布】【本塩沢】【夏塩沢】などの織元さんの【星野織物】さんの見学を通じて、その理解をより深めました。
苧績の作業や整経、織りなど、それぞれの工程が緻密で繊細なものばかり…
ひとつひとつの工程を丁寧に教えて頂きました。
ドラム整経では、糸の張り加減が重要であり、手でその微調整をしながら巻いていました。
実際に手で触れてみて、糸の張り具合も体感…木のぬくもりもまたいい感じです。
このドラム整経で六反分の着尺を整経できるそうです。
糸の張り加減が、その後の準備に影響を与えるので、慎重な作業です。
教室の整経でも然り…最初のミスがずっーーとつながるので、皆話を聞いてはうなずいていました。。。
そして苧績みのやり方も体験させて頂きました。糸が細く、それを撚ってつないでいく。
…一反分の糸を績むのに、数ヶ月かかるそうです。
また地機での織りも、一段一段ゆっくりと、水気をつけながら織っていました。
麻糸は繊細で切れやすいために、糸にやさしい竹筬をつかい、また気温と湿度も重要です。
結城の地機より少し低いのは、床に近い方が気温が低く、湿度も高いため、糸にやさしいとのこと。
また手延べ整経も、壁に掛けるのではなく、床に置いてするのもこのためだそうです。
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私も初めて、竹をつかって整経をさせていただきました。
竹の中に糸を通し直接糸にふれないので、扱いが難しい…
すべてに理由があり、そして手間と時間がかかるのを、星野織物さんを通じて理解できました。
貴重な体験をできたことに感謝しております。
そして、1日目の研修は無事終了!
宿につき、美味しいご飯とお酒、そして温泉につかり、早起きし疲れた身体を癒しました。
温泉は塩分が強く、なめるとしょっぱいですが、体の芯からポカポカです。
美肌効果・神経痛にもよいそうで、いい湯でした。
次回は、2日目の様子を紹介したいと思います。