暑さが厳しい7月、この時期の草木染めコースは火を使わない染色実習をすることが多いです。
藍の生葉染めも、火を使わないで行う染色ですが、【柿渋染め】も火を使わないで行える染色です。
柿渋は防腐や防虫効果があり、自然の色合いなども人気な染色の一つです。
いつもは午前中に染料を煮出して、午後から染色が始まるのですが、この浸し染めはすぐさま取り掛かれます。
これまでやっていた染色とは異なる方法…糸を染液に入れ、綛の中にまでしっかり柿渋が入るように揉み込みながらじっくりと染めていきます。
柿渋の特徴は、染色し空気で酸化させ乾かすことによって発色する。
乾いたらまた染色して色を重ねていくのですが、また月日が経ったらまた染めていきます。
すぐ色が濃くなるのではないので、今までの染色とはその点でも違います。
今回はここで終了…柿渋は乾きむらにより色の着き具合が変わってきてしまうので、綛の表裏をひっくり返したらあみそ部分を広げたりする必要があります。
ただこのむらもまた織った時に面白い表情をみせてくれるので、それもまた良いところ。
のちに鉄媒染をして色合いを変えることも可能です。
↑おまけのランチは【チャーシューのせ炸醤麺】