4月に入り、埼玉県毛呂山町で行っている糸染めコースも今年度のクラスが始まりました。
今年度は、東京校より3名の方が参加しております。
これから一年、季節の染料で染め、色も赤系、青系、緑系、黄色系などを染めていく予定です。
染色の面白いところは、同じ染料でも採る時期や場所によって色味も異なり、染色しながら発見もあるところです。
その発見を楽しみながら、染色に取り組んでいけたらと思います。
さて、今回は1回目の染色実習を紹介したいと思います。
1回目の染色は【桜】
桜や梅などの幹材は、花が咲く前の木を使うとよいと言われています。
まず午前中、この染料を煮出し染料とします。
染料は、赤みに少しオレンジがかった綺麗な色味の染液となりました。
そしていよいよ午後から染色がスタート。
今まで、カリキュラムの中にあった染色は、化学染料による染色で工程的にはすぐに染色を行えましたが、草木染めはちょっと違います。
媒染染料の場合、媒染は染液と絹糸の間で染色の手助けをしてくれる大事な存在。
この媒染の種類により、染まる色も異なり面白いものです。
今回は錫媒染とアルミ媒染の二種類で染色をしました。
桜色に、少し茶味がある色へと染まりました。
1回目の染色は桜でしたが、これからどんな染料で染めていくのか…楽しみですね。
またお昼は先生お手製のランチも楽しみの一つ。
今回のランチは【鰹の変わり漬け丼】