ゴールデンウィーク2日目の染色実習は【はじめての草木染め】
はたおとのカリキュラムでは、高等科と専修科で化学染料による染色実習をし、最後のカリキュラムで草木染めをします。
専修科の草木染めでは、絹の細い糸(ぐんま200)を使いますが、今回の講習会では扱いやすい絹ロービング・ループヤーンの太めの糸で草木染めの原理を学びます。
まずは染料決めから…
この時期は、若葉による緑色が綺麗にでるので、教室の近辺にある【桑の葉】を染料としました。
↑午前中は桑の葉を煮出し、染液をつくります。
煮出している間に、草木染めの染色方法や糸の扱い方などを学びながら時間を待ちます。
↑沸騰して、煮出していくと鮮やかな緑色が出てきました。こし布で染液をとり、またこの桑の葉を煮出して染液を作ります。
2染目の方がクリアな色合いになります。
この日は、桑とは別に【玉ねぎ】も煮出し染液としました。
午前中に、染液を作り午後から染色のスタート。
草木染めは、媒染染料がほとんど。この媒染をすることにより糸に色が定着します。
そして媒染剤の種類により色合いも異なります。玉ねぎはその違いでさまざまな色が出て面白い染料です。
この媒染と染色を繰り返しながら、それぞれ好みの色へと染めていきます。
綺麗な緑色が染まりました、この糸を使うと軽いショールが出来上がります。
間にあるグレーは、五倍子で染めた絹糸。この日は、色々な染料で染色できました。