前回に続き今回も作品の紹介をしたいと思います。
カリキュラムを終えると、生徒さんはそれぞれ好きな作品・織り方に挑戦します。
使う糸も様々…綿糸やウール、麻や絹。天然繊維を使って、既製品の糸や草木染めをしたりと色々とチャレンジしています。
つくる作品は、マフラーやバック、服地や敷物を織っていく方もいれば、和物が好きな方は、着物や帯をつくる方など、皆さんそれぞれ。
少しずつ作品の紹介をしたいと思います。
↑【オーバーショット織り ポーチ】
エジプト綿を使って、オーバーショット織りでポーチをいくつかつくりました。
浅草橋の教室の近くには糸屋の【シラカワ】さんがあり、綿糸や麻糸など扱っているので、よく教室でも利用しております。
↑【ブンデンローゼンゴン 鏡カバー】
経糸が見えない、綴織のような見え方の織り。裏側は糸がたくさん渡っており、厚手の布になります。
綴織とは違い、綜絖の通し方と緯糸の入れ方が特徴の織り方。
↑【格子】
奈良県にある益久染織研究所の単糸の糸を使い織りました。
単糸は扱いが難しいですが、薄手の柔らかい生地ができました。
↑【ワッフル織り マフラー】
清瀬市にある手織工房タリフさんのスコットランド製の糸を使い織りました。
双糸や単糸の糸を扱っており、用途に合わせて糸をチョイスできます。教室でも人気の糸。
↑【杉綾マフラー】
山梨県にあるQUE?ITO(ケイト)のベビーアルパカ。薄手の柔らかいマフラー、肌触りも良いです。
研究科になると、麻糸を使う方も多く。
↑【レース織り ショール】
麻糸は、織って使っていくと柔らかくなってきます。
↑【ワッフル織り タオル】
麻糸でタオルを織りました。麻は吸水性・速乾性もありタオルに向いていますね。
↑【カシミヤ マフラー】
色糸効果を使い、千鳥格子のマフラーを織りました。半分で緯糸の色の組み合わせを変え、雰囲気も変わります。
とっても柔らかいマフラーです。
↑【レップ織り 敷物】
ここ最近人気のレップ織り。色の組み合わせ・格子の大きさを変えると雰囲気も皆さん違う作品になります。
↑【絹着尺 コート】
変化市松織りで緯糸にも色の変化をつけ、光沢感のある綺麗なコートに仕立てました。中に着ているのも同じ生地でつくったもの。素敵です。
着物や帯の作品もたくさん織り上がっています。
↑【草木染め 吉野格子九寸名古屋帯】
緯糸の色の入れ方、格子の大きさなど、最初は試行錯誤しながらデザインを決めていきました。
【緯吉野 九寸名古屋帯】
平織の中に緯吉野を入れると際立ち、色の配色も素敵な帯に仕立て上がりました。
↑【半幅帯】
麻糸と綿糸を使い半幅帯を作りました。組織の中に、緯糸の入れ方を工夫した作品です。
↑【草木染め 九寸名古屋帯】
緑で染めた絹糸とグレーの絹糸の格子の帯。
↑よく見るとグレー部分は色糸効果で網代格子をつくっています。
【草木染め 着物】
ロートン織りの反物を仕立て着物にしました。
着ると反物のときとはまた違った印象に。