手織コースの高等科の最後のカリキュラムには【木綿の着尺】があります。
この作品は、着尺の縞の設計から、糸の染色、そして織まで一貫して行なうので、今までの作品に比べて手間と時間がかかります。が、織り上がるものは全てオリジナル!自分だけの着尺が完成します。
着尺は着物にする方や、作務衣にする方、洋服にするかたなど様々です。それぞれの思いをもって着尺を織り上げます。
今回はその着尺の糸染めの実習を紹介したいと思います。
ほとんどの方がこの実習がはじめての染色となりますので、染色の方法や、色の配合の仕方など真剣に聞いてます。
この日も暑く、汗をかきながらの作業。。。熱中症にならないように水分をこまめに補給をしての染色です。
そして今回の染色で活躍したのが、先日設置した【ミストシャワー】です。
粒子の霧を噴射することで、気化熱を利用して温度を下げてくれます。気持ち的にも涼しく感じますね!
今後夏の染色には必須アイテムになりそうです。
そしてお昼ご飯を食べて、午後も染色の続きです。
計画どおりの色に染め上がったでしょうか…。
最後は暑さと疲労で皆疲れていましたが、染め上がった糸をみて皆笑顔が浮かんでいました。
今回は、東京校、そして大間々校の生徒さん計6名が参加しました。暑い中皆さんお疲れさまでした。
この糸が着尺になるのを楽しみにしてます!