ゴールデンウィーク休みが終わり、本日からはたおとも授業の再開です。
この休みの期間中には、生徒さん対象に特別講習を行い、両日とも満員での開催となりました。
一日目は草木染めの【段染め】、二日目は【はじめての草木染め】の講習会。
二日とも天候にも恵まれ、たくさんの糸が、さまざまな色へと染まりました。
今回は一日目の段染めの様子を紹介したいと思います。
段染めの講習会では、絹糸のループヤーン・ロービングを使いました。
まず午前中に、段染めに必要な媒染糊をつくるところから始めます。
普段とは、異なる染色方法ですが、この講習会の一番大事なポイントがこの媒染糊の工程です。
みんなで協力をし、媒染糊をつくり、糸に糊をつけていきます。
そしてラップを巻き、いよいよ染色です!
染材は今回、カリヤスとスオウを使いました。
カリヤスは、媒染ごとに染まる糸が多彩ですので、段染めの効果がよりわかりやすいですね。
またスオウも赤系統の色の中で変化し、きれいに染まりました。
カリヤスは黄色の部分に藍を重ねて緑色にし、より多色な段染めとなりました。
この糸が、織った際にどのように表情であらわされるのか…
楽しみですね。