先週の染色実習は、【柿渋】
糸の浸し染めは、平らに染めるのが難しいですが、その染めムラがいい風合いとなってあらわれます。
過去にも生徒さんが、柿渋で染めた糸をつかい様々な作品をつくり、教室では人気の染色実習です。
綿糸を染め、二重織りで巾着袋にしたり…
八寸名古屋帯を緯よろけで織ったりと、この柿渋で染めた糸を使って過去様々な作品が織り上がっています。
さて、早速染色の様子を少し…
水で薄めた柿渋液の中に糸を浸し、揉み込みながら全体に浸透させ、引き上げます。
その後ステンレスの棒をつかい、糸から柿渋液を絞り、日に当て乾かすのですが、この日は生憎の曇り模様…
本当は天気が良い日に行いたかったのですが、残りはご自宅で少しずつ染め重ねていきます。
日の当たり方によって、発色具合が異なるので、時々綛を広げ、また裏表をひっくり返しながら乾かすので、手間もかかります。
この日は、ゆっくりじっくりの染色実習となりました。