今月の染色実習は【小鮒草】
この時期毛呂山の教室の庭には小鮒草がたくさんなり、糸染めコースで黄色の染色を行いました。
小鮒草は別名【八丈刈安】と呼ばれ、黄八丈の黄染にはこの小鮒草が使われています。
また今回は、8月頃に藍染めした青色(水色)の糸にこの黄色を重ね、緑色の糸にも染めました。
まず黄色は…
アルミ媒染で、鮮やかな黄色に染まります。
そして藍染めで染めた糸を持参してきた方は…
この糸に小鮒草を重ねることにより…
だんだんと緑色へと変わっていきました。
濃淡の緑は、ベースの水色の濃淡の違いと、黄色の濃度の違いによって出ます。
緑は、臭木やフキ、蓬などでも出ますが、小鮒草と藍を重ねることにより、また違った深みのある緑色となりました。