埼玉の毛呂山校でも天気予報どおり、少し雪が降りました。
積もりはしませんでしたが、気温は冷え込みまだまだこの寒さは続きそうですね。
そして本日も毛呂山校は、午前・午後・夜間クラスの生徒さんが機織りに励んでおります。
木曜日の生徒さんは、いつの間にか専修科以上のカリキュラムの方が多く、それぞれの作品が織り上がっては、それを参考にしながら自分の作品に取り組んでおります。
今年もたくさんの作品が織り上がってきましたので、少しずつ紹介したいと思います。
生徒さんは初等科・高等科・専修科とカリキュラムの順に作品を織っていき、色々な種類の糸を扱い、そして様々な織りの技法に取り組んでいきます。
↑初等科最初の作品では、ランチョンマットやバック地などを織ります。
まずは準備から織りまで、ほとんどの方が初めて経験することばかりですが、この作品を通じて一連の流れを学びます。
↑高等科の最初のカリキュラムでは、柄織りに挑戦します。
今までの作品とは異なり、綜絖の通し方や、足の踏み順も少し複雑に…
また柔らかい風合いのマフラーに仕上がる様に、打込みにも注意が必要です。
↑同じ作品でも色づかいや、柄の配置の仕方によっても雰囲気が異なりますね。
↑また、高等科最後のカリキュラムでは木綿の着尺を織ります。
縞の設計から、糸染め、織りまで…他にはない13mほどの反物が完成します。
上の作品のように着物を着ない方は、綿入り半纏や服地にする方も多いです。
そしてこのカリキュラムが終わると専修科に…
↑縫取りのカリキュラムでは、それぞれデザインした図案を織りあらわしていきます。
また最近は専修科の綴織の作品が多く、それぞれ思い思いの作品に挑戦しております。
綴織は厚手の生地に仕上がり、敷物やバック地、タペストリーにする方も多いです。
またその次のカリキュラムは二重織り…
倍幅に広げることもできるので、通常織れない幅広の作品を織ることができます。
この作品では、この寒さもありますがカシミヤのショールが人気…
次回は研究科の作品を紹介したいと思います。