7月も中旬…暑い日が続き、そろそろ梅雨明けも近づいてきたようですね。
群馬県の大間々校は、桐生市の隣町のみどり市に位置し、周りは山々に囲まれ、東京・埼玉よりほんの少し涼しく感じられます。
さて、本日はそんな大間々校の様子を少し紹介したいと思います。
現在生徒さんが織っている作品は着尺や帯、ショールなど皆さんバラバラ。
また珍しいことに、織っている方は少なく、準備段階の作業も皆さん異なる作業をしておりました。
それぞれの生徒さんの作業を、織るまでの工程順に紹介したいと思います。
↑まずはじめに行うのが設計です。糸の必要量や、組織図などを計画します。
これから花織の着尺を織るために、組織図を書いて糸の準備を行います。
これで花織も二作目…だんだんと組織図も理解してきているようです。
↑経糸の計画をすると、整経をし、必要な長さの経糸本数を準備します。
こちらは柿渋で染めた糸を使いを着尺を織る予定。16m弱の糸を1272本…慎重に数えながらの整経です。
↑整経が終わると、仮筬通し…織る幅になるように糸を通していきます。
こちらの作品はご自身で染めた糸を使い、九寸名古屋帯を織る予定です。
↑仮筬のあとは、綾を送り経巻きをします。
こちらの作品は、緯吉野をつかい九寸名古屋帯を織る予定です。
↑経糸が巻き終わったら綜絖通し。
専修科最後のカリキュラムの絹の着尺の準備中…
↑綜絖通し、筬通しが終わるといよいよ織り始め…
こちらの作品は二重織りで二倍幅に広げ、ショールする予定です。
↑木綿の着尺も少しずつ進んできました。
↑作品が織り上がると仕上げて完成…こちらは八寸名古屋帯の仕立てが上がってきました。
クラスによって、織っている作品は異なりますが、大間々校は専修科以上の生徒さんが多く、着尺や帯を織っている方が多くいらっしゃいます。