三月も中旬となり、春もすぐすばに近づいてきました。毛呂山の教室の前の梅林は花が咲き、梅のいい香りがします。
そして、杉の花粉症の方には辛い時期…
今年度の糸染めコースもいよいよ最後となりました。
最後の染色は【黒染め】
いつもは一種類の染料で染色を行いますが、黒染めは何種類もの染料を煮出し黒色を作っていきます。
【五倍子】【矢車附子】【ざくろ】など数種類の染料を使い、煮出し染色をします。
どれもタンニンを多く含むもので、鉄媒染で染めます。
下染めで、藍染をしてから染めると、より深い色合いになっていきます。(今回は下染めなし)
午前中に染料を煮出すと、染液もとても濃い色となりました。
そして午後から染色スタート…
今回も染色、媒染を繰り返し、染めていきます。
繰り返し行っていくと、黒さが増していきます。
この一年を通じて糸の扱いも上手になり、染色の要領もよくなりました。
また手織の進み具合も皆さん同じぐらいなので、織りの相談もできたそうです。
そして、おまけのランチも最後は豪華に…。
ポルトガルのカプラーナ鍋を使った一品。
魚介たっぷり、一年の〆の料理となりました。