‘手織・染色 特別講習について’ カテゴリーのアーカイブ
天候が優れない九月…今月は何日晴れた日があったでしょうか。。。
そんな九月の祝日を利用し、カード織りの特別講習会を開催しました。
講師に、maglia olivaの田村ひろみ先生をお招きし、はたおとでのはじめての講習会。
外部の先生がいらっしゃると、生徒さんも新鮮な気持ちで参加できるようで、この講習会を募集してすぐに満席となってしまいました。機織りとは違うカード織りに興味津々!
田村先生は、スピニングパーティーや、手織工房タリフさんなどでカード織りの講習会を開いており、また編み物でもご活躍されております。
GW第二弾の染色実習は木綿の草木染めです。
今回の糸は、川越唐棧で使用している綿糸をつかい、染色を行いました。
【唐棧】とは、細い縞木綿の織物のことであり、日本には室町時代頃に海外からもたらされてと言われています。
そして川越唐棧は30年ほど前に入間の西村織物さんで復元され、今回はその西村織物さんの糸を使用し、草木染めをしました。
細い縞、薄い生地の川越唐棧の糸は、番手が80/2と細く、扱いも慎重になります。
また草木染めですので、綿糸はカチオン化した糸を使います。
今年最後の特別講習は、【紙布】の紙糸づくり。
紙布は、和紙でつくった糸を使用した布であり、和紙ならではの風合いと軽さ、保温性、吸水性があり、帯や着物としても人気があります。
糸の組み合わせかたによって種類があり、経糸、緯糸共に紙糸の場合を諸紙布、経糸が【絹】緯糸が紙糸の場合を絹紙布、経糸が【木綿】緯糸が紙糸の場合を綿紙布などと分けられます。
今回の講習会では、この紙糸をづくりを行いました。
東京校、毛呂山校から11名の生徒さんが参加し、和紙についての説明から、紙糸になるまでの工程を紹介しました。
研修旅行2日目は小千谷方面へ…
松之山温泉の効能か…前日の疲れもとれ、朝から新潟の美味しいご飯を頂き、いざ出発!
そして朝一に向かったのは、ブナの木が一面に生い茂っている【美人林】へ
樹齢90年のブナの木々がまっすぐに立ち並び、時折見せる太陽の木漏れ日がまた気持ちいい。
紅葉には少し早かったですが、落ち葉の上を歩いて、思い思いに探索していました。
はたおと研修旅行…
今回の開催は前回群馬に行って以来、6年ぶりとなりました。
目的地は【魚沼市塩沢】【小千谷市】
新潟は織りの産地として有名であり、越後上布・本塩沢・塩沢紬・夏塩沢・小千谷縮と盛りだくさん!!!
そして織りだけでなく、三大薬湯のひとつである松之山温泉も今回の旅行の目玉だったりしています。。。
いざ新潟へ。ということで、今回はバスを貸切にし、毛呂山校から越後湯沢駅を経由して向かいました!!
織り三昧の旅の1日目は、【塩沢つむぎ記念館】【星野織物】【キナーレ】【十日町市博物館】へ