‘手織・染色 特別講習について’ カテゴリーのアーカイブ

今月は特別講習で【カラーコーディネート】について学びました。

普段、ほとんどの方は自分の好きな色の糸を組み合わせて、マフラーや着尺などの織物のデザインしていますが、

色にはそれぞれの特徴や相性、ルールなどがあります。

この日は、普段きちんと学ぶことができないこの【色】について触れることができました。

講師は、文化服装学院で講師をしている丹治龍子先生。

様々な資料をもとに、わかりやく基礎から教えて頂きました。

色相環をつかったり、

エッシャーの理論をつかって、柄の作り方の練習などなど…

学んだ事をもとに、色紙をつかっての演習や宿題もあったりと盛りだくさんの一日となりました。

今後織物のデザインをするにあたり、少しのヒントになるかと思います。

先週は、はたおとワークショップ【型染め】を開催しました。

この日は天候にも恵まれ、型染め日和でした!!

今回は、風呂敷や暖簾、エプロンや日傘など各々が好きなものを選び、その後型を選んで型染めをしました。

染める物もそれぞれですが、型の配置の仕方などでも雰囲気はかわります。

はじめて参加するかたがほとんどでしたが、完成品を想像しながら、いよいよ型染めスタートです。

まず最初に、糊置きから始めます。糊を均一に置くのは難しいですが、布にきちんと糊をつけます。

呉汁もまんべんなく刷毛でぬって、乾燥させます。

様々な工程があり、一日作業の型染め…

最後に藍で染めると…

糊を置いたところに、図案がでてきましたね。

きれいに出るか、最後までどきどきでしたが、どれも素敵な作品に染め上がりました。

次回もいろいろな型を準備しておきます!!

最近教室でよくみかける、ヤモリさん。

次回の型染めの図案に採用します。

先週の土曜日は、手織工房タリフさんの明石先生、そして生徒さんが集まり染色実習をしました。

手織工房タリフさんの教室では、スコットランド製の毛糸でさまざまなチェックを織り、マフラーや洋服地など素敵な作品をつくっています。チェックのデザインの講習会や、糸の販売も手がけ、魅力的な教室です。

今回は普段染色をあまりしないリネンや綿の染色をするため、毛呂山校にお越し頂きました。

初めての染色の方も多かったですが、それぞれ持参の糸を好みの色に挑戦です。

リネンの糸や、綿の糸、バンブーの糸など糸の種類、太さも色々でした。

織るものの構想を話しながら、また教室のお話をしながら、染色実習はあっという間に過ぎていきました。

それぞれ個性的な色に糸が染め上がり、この糸を使って作品が織り上がるのが楽しみですね。

また実習中には、明石先生からウールの話や織りについてのお話も伺え貴重な時間となりました。

今後もよろしくお願いいたします。

手織教室はたおとでは、初心者のかたから経験豊富な方まで、

レベルに合わせた教室独自のカリキュラムで、様々な作品に取り組んでいます。

また実技だけでなく、月に一度教室では講義も行っています。

今回は、東京校での講義の様子を少し紹介したいと思います。

東京校では、毎月第二日曜日の午前中に一時間半ほどの講義があります。

講義内容は、織物の歴史から組織図、色彩など、知識から織りの技法等、幅広く学びます。

織るだけなく、組織の書き方や、織物設計など、事前の準備も大事です!

その場だけでなく、学んだことを自分のカリキュラムに落とし込み、実践して取り込めるといいですね。

早いもので今年もあと半月となりました。

今年は、特別講習で【多色の段染め】や【型染め】を開催し、数多くの生徒さんにご参加頂きました。

段染めの様子は、以前こちらのブログの中で紹介させていただきましたが、年末になり多くの作品が織り上がってきましたので、少しではありますがご覧下さい。

スオウ(段染め糸)

染色は、【スオウ】と【たまねぎ】でおこない、色々なマフラーへと形を変えていきました。

↑縦縞と横縞のマフラー。段染めの糸をつかうと自然な縞がでてきます。

また段染めの糸は、それぞれの媒染の割合によって、織るものの表情は変化します。

同じような色合いでも、柄はひとそれぞれ…

↑緯糸に段染めと単色の糸を混ぜて織っています。

↑段染めの糸と、単色で染めた糸を混ぜての斜文織です。

【色糸効果】により、柄もでます。

↑じっくり見ると、柄がさりげなくみえる素敵なマフラーです。

同じ日に、同じように染色をしても、織り上がってくる作品はこんなにも違うのですね。

それぞれ世界にひとつだけのマフラーが完成しました。

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