‘染色実習’ カテゴリーのアーカイブ
バンドル染めの実習も回数を重ね、毎回出来上がった作品をみんなで共有しながら楽しんでおります。
ユーカリの色のでかたや、防染の仕方、新しい素材を使ったり、いつも新しい発見があります。
私もいつも作品を見せて頂きながら刺激をいただいております。
先月のバンドル染めコースも生徒さんそれぞれ個性のある作品を染めました。
十人十色のバンドル染めの作品は、どうやって染めたかなど聞くのも面白いものです。
梅雨入りし、あっという間に七月も近づいてきました。
来月は、新札が発行され、東京都知事選も行われます。
そしていよいよパリオリンピックも開催され、楽しみな時期が近づいてきました。(私個人的にですが…)
さて、バンドル染めコースも今月で2回目となり、今月も様々な作品が染まりました。
本日はバンドル染めコースの様子を少し紹介したいと思います。
バンドル染めコースは、毎月第4日曜日に開講しており、教室近隣で育てているユーカリの葉を使い染色をします。
ユーカリの葉は900種類あり、葉の形も様々…
↑銀世界(プルベルレンタ)は丸い形の葉をしており、香りが強いのが特徴です。
ゴールデンウィーク最終日の染色実習は木綿の草木染め。
今回使う糸は、カチオン化した80/2の綿糸。この糸は川越唐桟に使用される糸で、通常の着尺の糸の半分の細さの糸。
細い糸を2本引き揃えにして一本の糸にします。整経するときに工夫が必要ですが、絹のような風合いの着尺となります。
午前中は、染料の煮出しと藍染。
染料は【ヤマモモ】【小鮒草】【玉ねぎ】を使いました。
それぞれの色を何綛ずつ染めるのか、割合を決めて染色をします。
そして染料を煮出している間に、藍染もスタート。
藍染は濃淡で染めたり、染めたのち黄色で重ねて緑色をつくるなど、今回の染色は盛りだくさん。
藍染も重ねながら色を濃くしていき、さまざま色合いの藍色ができました。
そして午後から煮出した染液での草木染め。
絹の草木染め同様に、染色と媒染を繰り返しそれぞれの綛を染めていきます。
ゴールデンウィーク2日目の染色実習は【はじめての草木染め】
はたおとのカリキュラムでは、高等科と専修科で化学染料による染色実習をし、最後のカリキュラムで草木染めをします。
専修科の草木染めでは、絹の細い糸(ぐんま200)を使いますが、今回の講習会では扱いやすい絹ロービング・ループヤーンの太めの糸で草木染めの原理を学びます。
まずは染料決めから…
この時期は、若葉による緑色が綺麗にでるので、教室の近辺にある【桑の葉】を染料としました。
↑午前中は桑の葉を煮出し、染液をつくります。