‘染色実習’ カテゴリーのアーカイブ
10月に入り、ようやく過ごしやすい時期が訪れてきました。
窓を開け、風が抜けると気持ちのいい秋。
今日も桐生校の縁側でブログを書いていると心地よい風が流れています。
きっと来月には寒くて窓なんて開けてられない冬が近づいてくるのでしょう。短い秋…寂しいです。
さて、本日は毛呂山校(埼玉県)の染色実習の様子を紹介したいと思います。
教室ではカリキュラムに沿って作品づくりを進めていき、その中で糸染めから行う課題が3つあります。
今回はその一つ【木綿の着尺用の糸染め】の実習です。
染色前には教室で縞の設計から行い、その縞の割合からそれぞれの色の糸量を計算します。
この日の染色実習は東京校、毛呂山校の生徒さん計4名が参加し、それぞれの色を染めていきました。
縞の色から染料を選び、寸胴の中で色を混ぜながら思い思いの色を染めます。
ゴールデンウィークは、【化学染料による染色実習】と【初めての草木染め】をそれぞれ開催しました。
1日目は八寸名古屋帯用絹糸の染色実習(化学染料)
最近、このカリキュラムに取り組む生徒さんが多く、今年2回目の実習です。
経糸4綛を1色で染め、緯糸6綛を3色に染めます。
はたおとのカリキュラムには、専修科に八寸名古屋帯(角帯・半幅帯)があります。
このカリキュラムでは、糸の染色から行い、お太鼓柄は皆さん好きなデザインを考え縫取りで織り表していきます。
昨年の作品展でも、多くの名古屋帯の作品が展示されました。
↑正倉院の唐草文様からデザインしてお太鼓柄にしたり…
3月も終わりあっという間に新年度が始まりました。暖かい日が続いたと思ったら急に雪が降ったりと洋服選びを失敗する日がたびたび…
桜も寒い時期のお花見となりました。
さて先月の土日も天気が良く、染色日和。
二日間でたくさんの生徒さんが実習に参加しましたので、少し紹介したいと思います。
今月の染料は【欅 けやき】
欅はニレ科ケヤキ属の広葉落葉高木。
木目が綺麗で、材質が硬いため建築材として使われることが多いです。
そんな欅の木材を機械で細かくして、染料としました。
4月から糸染めコースとバンドル染めコースの募集が始まりました。
糸染めコースは4月から翌年3月まで、季節の染料を使い、絹糸(ぐんま200)を使って草木染めをします。
黄色や青、赤や緑など、優しい色合いの季節の色を一年を通じて染めていき、その糸を使って着尺や帯を織ります。
染めた糸の色の組み合わせを考え、縞にしたり格子にしたり、染めた糸を並べて考えるの楽しいものです。
そして、バンドル染めコースも絶賛募集中です。
今回のバンドル染めコースで四期目となるバンドル染め。
ユーカリの葉を使い、ウールの生地にその形を染色していきます。
ユーカリの種類は、何百種類もあり、葉の形や色合いもそれぞれ。
葉をどのように配置して、巻き方や防染の仕方、芯の素材など、それぞれ生徒さんの作品に違いがでて面白い染色です。
葉が折れている様子や、葉脈もでてきます。
↑過去参加した生徒さんは、ご自宅でもバンドル染めの作品にチャレンジしています。
下染めをした布にバンドル染めをしたり、いつも新しい作品を教室で見せてくれます。
作品も、ショールだけでなく厚手な生地でクッションカバーを作ったり、インテリアとしても相性がいいバンドル染め。
生徒さんの中で、参加したい方いらっしゃればお声がけください。