‘染色実習’ カテゴリーのアーカイブ
4月から糸染めコースとバンドル染めコースの募集が始まりました。
糸染めコースは4月から翌年3月まで、季節の染料を使い、絹糸(ぐんま200)を使って草木染めをします。
黄色や青、赤や緑など、優しい色合いの季節の色を一年を通じて染めていき、その糸を使って着尺や帯を織ります。
染めた糸の色の組み合わせを考え、縞にしたり格子にしたり、染めた糸を並べて考えるの楽しいものです。
そして、バンドル染めコースも絶賛募集中です。
今回のバンドル染めコースで四期目となるバンドル染め。
ユーカリの葉を使い、ウールの生地にその形を染色していきます。
ユーカリの種類は、何百種類もあり、葉の形や色合いもそれぞれ。
葉をどのように配置して、巻き方や防染の仕方、芯の素材など、それぞれ生徒さんの作品に違いがでて面白い染色です。
葉が折れている様子や、葉脈もでてきます。
↑過去参加した生徒さんは、ご自宅でもバンドル染めの作品にチャレンジしています。
下染めをした布にバンドル染めをしたり、いつも新しい作品を教室で見せてくれます。
作品も、ショールだけでなく厚手な生地でクッションカバーを作ったり、インテリアとしても相性がいいバンドル染め。
生徒さんの中で、参加したい方いらっしゃればお声がけください。
バンドル染めの実習も回数を重ね、毎回出来上がった作品をみんなで共有しながら楽しんでおります。
ユーカリの色のでかたや、防染の仕方、新しい素材を使ったり、いつも新しい発見があります。
私もいつも作品を見せて頂きながら刺激をいただいております。
先月のバンドル染めコースも生徒さんそれぞれ個性のある作品を染めました。
十人十色のバンドル染めの作品は、どうやって染めたかなど聞くのも面白いものです。
梅雨入りし、あっという間に七月も近づいてきました。
来月は、新札が発行され、東京都知事選も行われます。
そしていよいよパリオリンピックも開催され、楽しみな時期が近づいてきました。(私個人的にですが…)
さて、バンドル染めコースも今月で2回目となり、今月も様々な作品が染まりました。
本日はバンドル染めコースの様子を少し紹介したいと思います。
バンドル染めコースは、毎月第4日曜日に開講しており、教室近隣で育てているユーカリの葉を使い染色をします。
ユーカリの葉は900種類あり、葉の形も様々…
↑銀世界(プルベルレンタ)は丸い形の葉をしており、香りが強いのが特徴です。
ゴールデンウィーク最終日の染色実習は木綿の草木染め。
今回使う糸は、カチオン化した80/2の綿糸。この糸は川越唐桟に使用される糸で、通常の着尺の糸の半分の細さの糸。
細い糸を2本引き揃えにして一本の糸にします。整経するときに工夫が必要ですが、絹のような風合いの着尺となります。
午前中は、染料の煮出しと藍染。
染料は【ヤマモモ】【小鮒草】【玉ねぎ】を使いました。
それぞれの色を何綛ずつ染めるのか、割合を決めて染色をします。
そして染料を煮出している間に、藍染もスタート。
藍染は濃淡で染めたり、染めたのち黄色で重ねて緑色をつくるなど、今回の染色は盛りだくさん。
藍染も重ねながら色を濃くしていき、さまざま色合いの藍色ができました。
そして午後から煮出した染液での草木染め。
絹の草木染め同様に、染色と媒染を繰り返しそれぞれの綛を染めていきます。