‘染色実習’ カテゴリーのアーカイブ
三寒四温…
少しずつ暖かい日が増えてきて、これから過ごしやすい時期になってきますね。
花粉症の方にとってはティッシュの欠かせない嫌な時期でもありますが、染色はしやすい時期です。
寒いときには参加人数が少なかった染色実習も(気のせいかもしれませんが…)、だんだんと参加する人数が増えております。
先週末も木綿の染色実習を行いましたので、少し紹介したいと思います。
先月末の染色実習は【矢車附子】
矢車附子は、別名夜叉附子ともよばれ、名前のとおり夜の色、黒へと染めることができます。
黒染めの際にも、この矢車附子はよくつかわれます。
松笠のような果で、アルカリ抽出で染液をとります。
先月末の草木染めは【茜】
茜には、日本茜・西洋茜・インド茜などいくつか種類がありますが、日本茜は近年あまり見ることがなくなってきており、今回は西洋茜をつかっての染色をおこないました。
根が赤いことから、茜という字が当てられ、アルミ媒染できれいな茜色に染まります。
11月に入り、だんだんと寒くなってきました。
今月23日の勤労感謝の日には、はたおとの生徒さんと着物をきて食事会を行う予定です。
なかなか着物を着る機会が減ってきている現在…
はたおとの教室では反物や帯を織っているので、少しでも着物を着る機会が増えればという思いで企画しました。
着物を着て街を散策し食事をする…
自分で織った着物や帯を着てくる方もいらっしゃるので、他の方にはまねができない会になるかと思います。
またそのときの様子を紹介したいと思いますので、楽しみしていてください。
さて、ブログでは先月に行われた木綿着尺用の糸染めの様子を紹介したいと思います。
木綿の着尺は、高等科のカリキュラムで、生徒さんそれぞれが自分の好みの縞をデザインし染色します。
今月の染色実習は【小鮒草】
この時期毛呂山の教室の庭には小鮒草がたくさんなり、糸染めコースで黄色の染色を行いました。
小鮒草は別名【八丈刈安】と呼ばれ、黄八丈の黄染にはこの小鮒草が使われています。
また今回は、8月頃に藍染めした青色(水色)の糸にこの黄色を重ね、緑色の糸にも染めました。