‘染色実習’ カテゴリーのアーカイブ
今週の月曜日は、教室の高等科のカリキュラム【木綿の着尺】の染色実習の日でした。
木綿の着尺では、着物に仕立てる方や作務衣にする方、または洋服地にするかたやインテリア地など様々です。
まずは縞の設計をし、染める色の割合を決めてから染色をします。
事前に教室で、自分が織りたいものを相談し、過去の縞のデザインや身の回りのものから縞のデザイン、染色をし織るので、一点ものの反物を一からつくることになります。
糸の扱い方や、色の配合など、糸の染色はこの高等科のカリキュラムではじめてですので、真剣に皆さん取り組んでおりました。
この日は、東京校、大間々校の生徒さん計4名が、木綿の染色に参加しました。
様々な色の糸が染め上がり、今後どのような縞の反物が織り上がるのか…。
またこの日の先生お手製の昼食はキノコのパスタ。
染色の合間の一つの楽しみでもあります。
手織コースの高等科の最後のカリキュラムには【木綿の着尺】があります。
この作品は、着尺の縞の設計から、糸の染色、そして織まで一貫して行なうので、今までの作品に比べて手間と時間がかかります。が、織り上がるものは全てオリジナル!自分だけの着尺が完成します。
着尺は着物にする方や、作務衣にする方、洋服にするかたなど様々です。それぞれの思いをもって着尺を織り上げます。
今回はその着尺の糸染めの実習を紹介したいと思います。
ほとんどの方がこの実習がはじめての染色となりますので、染色の方法や、色の配合の仕方など真剣に聞いてます。
この日も暑く、汗をかきながらの作業。。。熱中症にならないように水分をこまめに補給をしての染色です。
そして今回の染色で活躍したのが、先日設置した【ミストシャワー】です。
粒子の霧を噴射することで、気化熱を利用して温度を下げてくれます。気持ち的にも涼しく感じますね!
今後夏の染色には必須アイテムになりそうです。
そしてお昼ご飯を食べて、午後も染色の続きです。
計画どおりの色に染め上がったでしょうか…。
最後は暑さと疲労で皆疲れていましたが、染め上がった糸をみて皆笑顔が浮かんでいました。
今回は、東京校、そして大間々校の生徒さん計6名が参加しました。暑い中皆さんお疲れさまでした。
この糸が着尺になるのを楽しみにしてます!
先月、今月と【栗の落花】による草木染めを行ないました。
毎年この時期(6月〜7月)に近所の栗の木から落ちる花を集め、染色をしています。
今回の染色も、落花を採取するところから始まりです。
採取した落花を、煮だして染液を数回抽出し糸染めをします。
今回は鉄媒染と銅媒染で絹糸を染めました。
鉄媒染では、赤みのかかったきれいなグレーに染め上がりました!
媒染の違いや、濃度の違いにより様々な色の糸が並び、綺麗ですね。
また今月は気温が一段と高くなり、火を使う染色ではこの気温との戦いでもあります。
水分補給をしながら、昼食には冷たいかぼちゃのスープと冷製パスタで一休み。
来月は火を使わない、【藍の生葉】による染色を行ないます。