‘染色実習’ カテゴリーのアーカイブ

先月、今月と【栗の落花】による草木染めを行ないました。

毎年この時期(6月〜7月)に近所の栗の木から落ちる花を集め、染色をしています。

今回の染色も、落花を採取するところから始まりです。

採取した落花を、煮だして染液を数回抽出し糸染めをします。

今回は鉄媒染と銅媒染で絹糸を染めました。

鉄媒染では、赤みのかかったきれいなグレーに染め上がりました!

媒染の違いや、濃度の違いにより様々な色の糸が並び、綺麗ですね。

また今月は気温が一段と高くなり、火を使う染色ではこの気温との戦いでもあります。

水分補給をしながら、昼食には冷たいかぼちゃのスープと冷製パスタで一休み。

来月は火を使わない、【藍の生葉】による染色を行ないます。

先週の土曜日は、月一度の染色糸染めコースの日でした。

糸染めコース

今月の染めは【臭木】くさぎ

臭木は6月〜7月頃の若葉を煮だして、これを染液とします。

臭木

今回も毛呂山校のすぐそばに臭木がなっているので、まずはその臭木の採取からはじまります。

臭木は銅媒染できれいな緑色に染まります。

この時期は緑色に染まるものが多いですが、採取する時期によっても微妙に色合いが異なるのでおもしろいものです。

きれいなみどり色に染まりました。

また、以前藍で染めた糸に臭木の緑を重ね染めしました。

この糸は今年開催する先生の個展用の着尺の糸です。どのような着尺が完成するのでしょうか…

…今回のお昼のランチは。

むしむしと蒸し暑い日にはさっぱりと、生ハムと夏野菜の冷製パスタ。

お昼は糸染めコースの生徒さんの楽しみの一つでもあります。

先日は、はたおとワークッショップの【型染め】を開催しました。

はたおとの方を対象に募集しましたが、両日とも満席!!先週無事1回目も終了しましたので、その様子をご紹介します。

梅雨の合間をぬって、先週の土曜日は天候に恵まれた染色日和でした。

今回の型染めは、先生がデザインした型をもとに糊おきから開始です。

事前に生徒さんから希望の図案を募集しデザインした型から、好きなものを選び、配置決めし、糊おきをします。

糊おき

↑どこに配置するか、また糊が均一の厚さになるように皆さん試行錯誤しながら挑戦しておりました。

糊おきのあとは、伸子を張り呉汁をひきます。天候が良かったので、乾きも早く一安心。

今回は、藍による染色で、型染めをおこないました。

のれんや、バック地、ランチョンマットなど、それぞれオリジナルなものが染めあがりました。

かたつむり

↑図案がかわいく配置されてます。

ふくろう

他にも様々な作品が染め上がり、今後バックやのれんなど、作品になるのが楽しみです。

先週末の染色は、草木染めの実習でした。

今回の実習は、はじめて草木染めをおこなう方を対象にした実習でして、草木染めの方法を理解し、染色を経験をすることを目的として行なっています。

はじめての草木染めですので今回はループヤーン、ロービングを染色しました。

この糸でショールなどを織ることができます。

ロービング、ループヤーン

まずは先生から草木染めの説明を受け、その後染材を選び染色の開始です。

草木染めは染材や媒染によって染まる色が異なるので、皆さん好みの色の染材を選びました。

今回は【樫】【よもぎ】【五倍子】で染色を行ないました。

よもぎ

皆さん今回がはじめての草木染めだったのですが、試行錯誤しながら楽しんでおりました。

媒染

媒染、染色を繰り返し完成です。

それぞれショールが織り上がるのが楽しみですね。

今後もこのような実習や、特別講習を開催予定です。

昨日は、月に一度の【染色 糸染めコース】の日でした。

糸染めコースは、今月より1年間で12種類の草木染めを行ないます。

第一回目は『よもぎ』の染色です。

よもぎは春に採れ、お灸のもぐさや草餅として利用されますが、はたおとでは【染材】としてつかいます。

よもぎ

まずは、毛呂山校の近所でこのよもぎの採取から始めます。

そして午前中は、よもぎを煮だして染液を抽出し、染液ができたら染色〜媒染を繰り返します。

よもぎは銅媒染で鮮やかな緑色に染まりますので、今回は絹糸をこの銅媒染で染色しました。

よもぎ_染色

きれいな緑色に染まりましたね。

来月は何を染めるのか…。

よもぎ_絹糸

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