‘染色実習’ カテゴリーのアーカイブ
もうそろそろ三月…
まだまだ寒さが厳しい日が続いておりますが、
今月は『ウール 多色の段染め』の特別講習を行ないました。
この特別講習は、普段のカリキュラムでは扱わない染色や織に関する講習会で、
一年に数回不定期に開催してます。
参加人数が多かったため、2日にわけての開催です。
この染色はインド更紗の技法を用いての染色とのことでした。
染材はスオウとタマネギでおこないました。
媒染とその割合によって、それぞれ雰囲気の異なる
糸が完成していました。
この糸を使って色々なマフラーが織り上がるのが楽しみですね。
こちらは段染めの糸をつかったマフラーの一例です。
是非お試し下さい。
今回の糸染めコースはコチラです。
…
【梅の幹材】による染色でした。
手織教室はたおとの毛呂山校の近所には、梅林、桑畑が多くあり、
冬期に剪定した梅の幹を細かくチップ状にしたものをたくさん頂きました。
一番最初の写真は、その幹材を広げて乾燥させている様子です。
今回はこの梅を使い染色をしました。
毛呂山校は自然が多い環境にありますので、近所で染材を採取することも多く、
この行為も染色の楽しみの一つですね。
今回は経糸と緯糸それぞれ染めていました。
淡い色のきれいな糸が染め上がりました。
2月の染色は寒いので、ランチはみんなで温かいおうどん。
パスタのようなクリーム系のうどんも新鮮で美味しかったです。
2月の布染めコースは【吾亦紅(われもこう)】とザクロの染色でした。
染色コースは、【糸染めコース】と【布染めコース】があります。
今回は【布染めコース】の様子を紹介します。
布染めコースは毛呂山校で毎月第一土曜日に行なっており、
様々な染料でショールやハンカチなどを染めます。
季節によって染料も異なるので、同じショールでも雰囲気が全然違います。
また自分用だけでなく、あげるのにもちょうど良いサイズですので、
プレゼントとしても好評です。
今回は【染色体験】の方も3名いらっしゃったので、
一緒に染色をしました。
染色体験の方は絞り染めで、それぞれ違う染色方法で
ショールを染めていました。
それぞれ個性があって素敵ですね!
体験費用2000円でオリジナルのショールができます。
ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。
来月は何を染めるのか…。
乞うご期待!
先週末は今年初めての染色コース(糸染め)の実習でした。
昨年の4月からたくさんの色の糸を染めてきましたが、
あと少しで今年度の染色コースも終了です。毎月違う染料で
糸を染めたので、色のバリエーションも豊富!
色の豊富さは着尺のデザインの幅にも繋がるので、創作活動にも精が出ますね。
来年度の募集も始めましたので、在校生の方で興味がある方は是非。
それでは、今週末の染色【紫根】の紹介です。
紫根は他の染色とは異なり、アルコールで色素を抽出します。
摘出した染液をつかい、媒染は同じで濃度違いで紫の濃淡を出していました。
さすが高貴な色の紫。
綺麗で光沢のある紫色がでていました!
おまけに今回の染色コースのランチ
ラフティ丼とあさりのみそ汁。
一晩じっくり煮込んだラフティは柔らかく美味。
ラフティの下にとろろが隠れていますが、この相性抜群でした。
最近の先生はラフティづくりにはまっているようです…。
早いもので本日、大間々校(群馬)、毛呂山校(埼玉)に続いて、東京校も
今年の全日程の授業が終了しました。
今年は、教室の様子が皆さんにわかるように、ブログを少し多めに
更新してきましたが、来年も更新を怠らないように頑張ります…。
また機織り教室より一足先に、染色教室も先週で無事今年の日程が終了しましたので、
最後に染色の様子を少しご紹介させて頂きます。
最後の染色は【紅花】です。
二日間行なったのですが、黄色で染色する日と、紅色で染色する日で
それぞれ染色しました。
まずはじめに、紅花を水でもみ洗いをし、つけておくことにより黄色素を取り除きます。
この時でた黄色素で黄色の染色を行ないます。
錫媒染で透き通った黄色がでてきました。
また、紅色は黄色素を十分に取り除いたのちに、紅色素を
だして染色を行ないます。
同じ染材でも、ここまできれいに色の違いが出るのは
本当に不思議ですね!
来年もイロイロな色を求めて、染色を楽しみたいと思います。