‘染色実習’ カテゴリーのアーカイブ
先週の糸染コースの染色は『黒染め』を行ないました。
染材は樫・矢車附子・栗、その他数種類をつかい、
これを混ぜ煮だして染液をつくります。
一種類の染材では、黒色を作る事ができないので、
様々な染材、色素を使う事により、『くろ』をだして
いきます。
じっくりと煮だし、染液をとり、ここから糸を染色していきます。
またお昼には先生特製のかぶとみずたまのアーリオーリオを頂きました。
みずたまのプチッとした食感と、とろっとしたとろみが美味です。
生徒さんも喜んで食べておりました。
実はこれが楽しみだったりしてます。。。
午後過ぎから染色の開始。
染色、媒染を繰り返し好みの黒色をだしていきます。
染色は体力勝負ですが、出来上がるといつも満足感で
いっぱいです。
…来月の染色は『柿渋』
先週末の染色は木綿着尺の化学染めを行ないました。
木綿の着尺は高等科で行なうカリキュラムで、
糸の染色からおこいます。
自分の好きな色と縞のデザインにあわせて染色し織るので、
唯一無二の着尺が完成します。
また草木染めと違い、化学染料での染色は色の調整も
しやすいので、初心者の方にも扱いやすいです。
まずは、縞のデザインからその色を染料からつくります!
色ができたら、木綿の糸に染色していきます。
経糸・緯糸ともに染色をするので、一日がかりの作業と
なりますが、一反分を染めるので達成感もあります。
……そして無事計画どおりの色になったようです!
草木染めとは違った色合いや色の濃さがでるので、
着尺の完成が楽しみです!
今週末の染色は、藍の生葉染めを行ないました。
毛呂山校から歩いてすぐにある畑に、藍の葉をとる作業から始まります。
今回の藍の染色は、叩き染めと板締めによる染色です。
このように染色の種類にも色々あり、模様や色合いも様々。
出来上がりを想像し、時には思いがけない出来上がりになるので、
毎回完成品が楽しみです。
写真は、ハンカチに藍の葉を並べている様子です。
その後葉の上から木槌でたたき、ハンカチに藍の色素を
移して模様を出します。
また生葉による染色は、葉をミキサーで液状にし、染色します。
板締めをしたハンカチを入れ、数回にわけて染色し、濃淡をだします。
今回の完成品はコチラ!!
来月の染色は小手毬(こでまり)or小栴檀草(こせんだんぐさ)になります。
体験も随時募集中ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。
はたおとの毛呂山校では、毎月季節にあわせた染材で布や糸の染色を行ってます。
自然に囲まれ、空気がきれいな環境で、皆さんそれぞれの作品作りに没頭できます。
また、先生の気まぐれ料理も人気の一つとなってます。
先週末は、【栗の落花】【臭木】の糸染めを行いました。
臭木と栗の落花を採取して、それぞれを煮だしてから
糸の染色・媒染を繰り返します。
こちらの写真は臭木を銅媒染で染色した糸です。
綺麗な緑色がでました。
同じ染材でも媒染剤や濃度によってひとそれぞれの糸が
染まります。
このようにいろいろな色の糸が並ぶときれいですね。
来月の染色は藍の生葉染めを予定しております。
毛呂山校では糸染めのほかにも、布染めコースや体験コースもございますので、
是非ご興味ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。