三月も中旬となり、春もすぐすばに近づいてきました。毛呂山の教室の前の梅林は花が咲き、梅のいい香りがします。
そして、杉の花粉症の方には辛い時期…
今年度の糸染めコースもいよいよ最後となりました。
最後の染色は【黒染め】
いつもは一種類の染料で染色を行いますが、黒染めは何種類もの染料を煮出し黒色を作っていきます。
今年度の糸染めコースも、今月と来月で終わりです。
今まで染色した糸を並べると、染料ごとにそれぞれの色合いがあり、
これから着尺を織る際のデザインの幅が広がり、想像して並べているだけでもワクワクしています。
この糸が着尺や帯に変わっていくのが楽しみです。
カリキュラムを終えると研究科となり、生徒さんはそれぞれ自分の好きな作品に取り組みます。
カリキュラムで好きな作品を見つけて、その織り方を再度チャレンジしてみたり、草木染めした糸を使い着物や帯にチャレンジしたり、マフラーや敷物などを織ったり…
前回に続き今回も生徒さんの作品を紹介したいと思います。
今回は色々な帯がたくさん仕上がっております。
↑ロートン織りの九寸名古屋帯。ロートン織りは教室でも人気な織物の一つで、絹糸の光沢感がたて糸方向に出るのが特徴です。