一旦気温も下がり、過ごしやすい日々が続いていましたが、ここ数日また暑くなり、これから台風も来るようで…無事通り過ぎてくれるといいですね。
そして昨日は天候もよく、染色日和。
糸染めコースも約半年を終え、折り返しです。
一年間のコースで、様々な染料で染め、糸の色も段々と増えてきました。
そして染色実習も慣れてきてスムーズに1日の実習もできるようになりました。
そして今回の染色実習は、肉桂(ニッキ)。
神奈川県立近代美術館で開催されている柚木沙弥郎さんの【鳥獣戯画】へ行ってきました。
柚木さんは、柳宗悦が提唱する「民藝」と出会い、後の人間国宝となる芹沢銈介に師事。
日本における型染めの第一人者として活躍しております。
ここ連日暑い日が続いており、また台風も近づいているようで嫌な天候が続きそうです。
はたおとでは、明日からお盆休みに入り、16日までお休みを頂いております。よろしくお願いいたします。
さて、本日は染色実習の様子を少し紹介したいと思います。
今回の実習は、高等科カリキュラムの木綿の着尺。
生徒さんそれぞれ縞をデザインし、その縞の色へと染色します。
まずは色づくりから…
生徒さん自身が考えた縞になる様に、それぞれの色をつくります。
研究科に入ると、皆さんそれぞれ好きな作品に取り組みます。
和物の作品にチャレンジする方、洋物の作品にチャレンジする方、教室にある作品集や組織図をみながら次に織る作品を決めていきます。
作品の種類も様々で、もちろん組織も色々なものがあります。
↑もじり織りのショールは、透け感がありとても素敵!
はたおとのカリキュラムには初等科・高等科・専修科があり、カリキュラムごとに様々な織り方を学んでいきます。
初等科では、まずは単純な織り方の平織りや斜文織を使い、織るだけでなく機ごしらえの練習をします。
最初は初めての作業ばかりで、皆さん戸惑いますが、作品ごとにこの機ごしらえを行うので、少しずつ習得していきます。
↑そして初めての作品のバック、仕立てると布のとは違った雰囲気になりますね。