四月に入り、新年度が始まりました。寒い日が続きますが、桜も予定より長く見れそうで春らしさを実感しております。
また新元号が【令和】と決まり、新しいときを迎えます。これから少しずつ馴染んでいくことでしょう。
さて、本日は東京校の様子を少し紹介したいと思います。
新年度はじめの授業は、水曜日Aクラスから始まりました。
水曜日クラスは、ベテランの方から初心者の方まで幅広く在籍しております。
高等科のカリキュラムには、【木綿の着尺】があります。
最近では、着物を着る人も少なくなっているので用途も様々…
着物以外では、スカートやワンピース、座布団など、皆さん好みの作品に仕立てています。
またこのカリキュラムでは、縞のデザインも自分で行います。
縞のデザインをして糸染め、準備をして織りまでと一から着尺を作っていきます。
初めて染色実習に参加する方も多く、午前中に染色の手順や色の作り方の説明を受けてから始まりました。 この投稿の続きを読む »
一年に4回発行している【はたおと新聞】
生徒さんやはたおと友の会の方にお配りしているこの新聞も今回で190号になりました。
一年の行事のことや染色実習のこと、また作品紹介など様々なことを書いております。
毎月第一土曜日は、糸染めコースの日。
4月から始まった糸染めコースのクラスも、この日で一年間の実習を終えます。
最初の実習では糸の扱いもまだ不慣れだった生徒さんも、この一年間でだいぶ手際よく染色に慣れてきました。
そしてこの一年間で季節の染料を使い様々な色を染めてきました。
生徒さんによっては、媒染や染料の濃度によって色合いもそれぞれ…
想像とは違う色が出ることも時にはありますが、皆さん出た色を楽しみながら染色していました。
この日は最後の染色の【ログウッド】
ログウッドは、媒染によって色も様々…pHの違いでも色合いは異なります。
この日も皆さん自分の色を楽しみながら、でも他の生徒さんの色をみて羨ましがることも…
今回は前回に引き続き、生徒さんの作品の紹介をしたいと思います。
カリキュラムを修了すると、生徒さんは研究科となり自身の好きな作品を取り組みます。
教室には、生徒さんが過去織ってきた作品のサンプルや糸情報・組織図があり、生徒さんはそのサンプルをみて織ったり、織りの専門書を参考に織ったりします。
織る作品も、洋物の作品から和物まで人それぞれ…
↑綿糸と漁網糸、裂き糸を使い、蜂巣織りでしっかりとしたマットを織ったり…