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二日目の午後に訪れたのが、桐生市の【織物参考館・紫(ゆかり)】

桐生市は、西の西陣・東の桐生と呼ばれるほど織物文化が根付いており、歴史的にも関ヶ原の戦いで旗絹を一日で2,410疋も織り出したという逸話があります。

訪れた織物参考館・紫は現在でも、建物の奥でジャガード機が稼働しており、音を立てながら商品を織っておりました。

【のこぎり屋根】が特徴の建物が展示スペース。

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今回の研修旅行は二日間とも天気がよく、観光日和。

この日は、宿の伊香保からバスで1時間弱の中之条へ。

中之条には、天蚕飼育で国内最大規模の繭生産量を誇る【登坂工房】さんがあります。

天蚕は日本在来の野蚕で、幼虫はクヌギの若葉を食べ山野で生息し、緑色の糸を吐き美しい繭をつくります。

全国でも天蚕農家さんは少なく、見学できる貴重な時間。

バスの運転手さんには、今回の旅行は普段行かないようなマニアックな旅行ですね、と言われました。

…そうですよね。

到着して案内をしてくれたのは、登坂工房の代表の登坂さんと島村さん。

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10月に入り、今年のはたおとの大きなイベントの研修旅行を開催しました。

7年前の新潟へ行った研修旅行以来の久しぶりの旅行。

コロナもありなかなか開催することができませんでしたが、

今回は織りと養蚕が盛んな【群馬県】に向かいました。

二日間の日程では、一日目に安中と富岡へ、二日目は中之条から桐生へめぐる旅。

旅のしおりをつくると、旅行って感じがしてワクワクしてきますね。

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10月に入り、ようやく暑さもおさまり、過ごしやすい日が続いております。

ただこの気候も少ししたら急に寒くなりそうで、秋を感じられるのは少しだけかもしれません。

最近の日本の四季はバランスが悪くなっていますね。

さて、昨日は毛呂山校木曜日コースの授業の日。

今このクラスは、木綿の着尺が4人同時に織っているのでとても賑やか。

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はたおとの教室のカリキュラムには、初等科・高等科・専修科があり、それぞれ異なる作品に取り組みます。

高等科の木綿の着尺のカリキュラムでは、縞の設計から糸染め、織りまでと一連の流れを行います。

縞の種類もたくさんあり、万筋、千筋、子持ち縞や滝縞と名称があるものや、身の回りの洋服やインテリアの縞からヒントをもらったりと、皆さんそれぞれの縞を設計します。

縞が決まるとそれぞれの色の割合を求めて、整経長と本数から必要な綛の数を割り出し、染色に取り組みます。

そして先週は、この木綿着尺の糸染めを行いましたので少し紹介したいと思います。

まずは決めた色をつくるために、事前に先生より染料の割合を教えてもらい、量ります。

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