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第二弾の染色実習は、【初めての草木染め】。
毎年ゴールデンウィーク期間中に開催しているこの染色実習は、草木染め初心者の方向けの講習会となります。
草木染めがどのような原理・工程で染まるのか、身近にある染料を使い絹糸を染める実習。
この染色では、扱いやすいループヤーン・ロービングの糸を使います。
ループヤーンやロービングの糸のショールは、とても柔らかく、かさばらないので教室でも人気の糸。
↑染色をしていないループヤーンで織ったショール。
ゴールデンウィークもあけ、教室も各クラス再開しております
連休中は毛呂山校では、糸染めの特別講習をいくつか開催しました。
またその様子はブログにて紹介します。
さて本日は、生徒さんの作品を紹介したいと思います。
はたおとのカリキュラムは初等科から始まり、高等科の作品三つ、そして専修科では六つの作品を織ります。
初等科では最初に、平織・斜文織の作品を一つ織ります。
整経から始まり、たて巻き、綜絖通し、筬通しと一連の流れを行います。
ほとんどの生徒さんが初めて行う作業…。最初は指の使い方も慣れませんが、徐々に一連の流れを理解していきます。
二つ目では、見本織り(60種類の組織)から好きな組織を選び作品を織ります。
↑ご自身で作った絵本の表紙を、そのイメージカラー・織り方を選び製本しました。
4月に入り、草木染め糸染めコースの染色がはじまりました。
4月から3月まで、一年間でさまざまな染料で染色をおこない、12色の糸を染めていきます。
今回の糸染めコースは、東京校から3名が参加しスタートしました。
染料は、教室近くに育っている草木や市販の染料を使います。
これから一年間どんな色の染色ができるのか、染料が違うだけでなく、媒染が異なると色もさまざまですのでひとそれぞれの色が染まるでしょう。
まず第一回目の染色は【ギシギシ】
多年草で、明治ごろに渡来した帰化植物です。根の部分は羊蹄(ようてい)と呼ばれ皮膚病等の薬用になります。
先月は、教室の改修や整備のためお休みでしたが、今月より大間々校は桐生校にて再開。
明治時代の建物に、織機が並ぶととても雰囲気のある空間になりました。
田の字型の間取りは、襖を外すと大空間となり、皆さんお庭に向かって機織りを楽しんでおります。
今年度の糸染めコースもいよいよ最後の染色実習となりました。
最後の草木染めは【黒染め】
黒染めは通常の草木染めとは少し違い、いくつかの染料を使い煮出して染液とします。
この黒染めでは、タンニンの多い染料を使いそれらを煮出して染色をします。
【矢車附子】【五倍子】【柘榴】【渋木】などを用意して、煮出していきます。