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今年も七五三の季節になりました。
千歳飴をもった子供の着物姿も少なくなってきていますが、街で見かけると思わず笑みがこぼれますね。
はたおとの生徒さんでも、お孫さんやお子さんの着物や被布を織る方が多く、例年この時期に間に合うように一生懸命頑張っております。
そして今年も無事七五三のタイミングに着物が間に合ったようです。
さて、本日は東京校の機織りの様子を少し紹介します。
まず織る前の準備に、経糸の設計を行います。
11月に入り、だんだんと寒くなってきました。
今月23日の勤労感謝の日には、はたおとの生徒さんと着物をきて食事会を行う予定です。
なかなか着物を着る機会が減ってきている現在…
はたおとの教室では反物や帯を織っているので、少しでも着物を着る機会が増えればという思いで企画しました。
着物を着て街を散策し食事をする…
自分で織った着物や帯を着てくる方もいらっしゃるので、他の方にはまねができない会になるかと思います。
またそのときの様子を紹介したいと思いますので、楽しみしていてください。
さて、ブログでは先月に行われた木綿着尺用の糸染めの様子を紹介したいと思います。
木綿の着尺は、高等科のカリキュラムで、生徒さんそれぞれが自分の好みの縞をデザインし染色します。
本日も埼玉の毛呂山校はいつものように賑やかに開講中。
この毛呂山のことを知らない方も多いと思いますので、今回はすこし毛呂山町の情報をお伝えしたいと思います。
毛呂山は、埼玉南西部に位置し、人口3万5千人の小さな街。
明治頃には養蚕と機織りが栄えた街でしたが、次第に機織りの機械化も進み、繭価の下落とともに衰退し、現在では養蚕農家も二件となってしまいました。
またゆずの産地であり、このゆずをモチーフにしたゆるキャラのもろ丸くんが毛呂山町民に愛されているようです。
毎年文化の日には、伝統行事である流鏑馬が開催され、毛呂山に住んでいる子供たちが乗り子となり、疾走する馬から矢を射る矢的をします。
つい先日も、毛呂山の大スターである水泳の瀬戸大也選手がオリンピックの報告会の際に、この流鏑馬を披露しました。
(瀬戸大也選手のおかげで、毛呂山をモロヤマと呼んでもらえる様になりました。)
そんなオリンピアが生まれ、自然豊かな町の教室の様子を少し紹介したいと思います。
本日の毛呂山校は、帯や反物の作品が織り上がり、生徒さん同士でちょっとした発表会…
今月の染色実習は【小鮒草】
この時期毛呂山の教室の庭には小鮒草がたくさんなり、糸染めコースで黄色の染色を行いました。
小鮒草は別名【八丈刈安】と呼ばれ、黄八丈の黄染にはこの小鮒草が使われています。
また今回は、8月頃に藍染めした青色(水色)の糸にこの黄色を重ね、緑色の糸にも染めました。
先週の染色実習は、【柿渋】
糸の浸し染めは、平らに染めるのが難しいですが、その染めムラがいい風合いとなってあらわれます。
過去にも生徒さんが、柿渋で染めた糸をつかい様々な作品をつくり、教室では人気の染色実習です。
綿糸を染め、二重織りで巾着袋にしたり…
八寸名古屋帯を緯よろけで織ったりと、この柿渋で染めた糸を使って過去様々な作品が織り上がっています。