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先週末は今年初めての染色コース(糸染め)の実習でした。
昨年の4月からたくさんの色の糸を染めてきましたが、
あと少しで今年度の染色コースも終了です。毎月違う染料で
糸を染めたので、色のバリエーションも豊富!
色の豊富さは着尺のデザインの幅にも繋がるので、創作活動にも精が出ますね。
来年度の募集も始めましたので、在校生の方で興味がある方は是非。
それでは、今週末の染色【紫根】の紹介です。
紫根は他の染色とは異なり、アルコールで色素を抽出します。
摘出した染液をつかい、媒染は同じで濃度違いで紫の濃淡を出していました。
さすが高貴な色の紫。
綺麗で光沢のある紫色がでていました!
おまけに今回の染色コースのランチ
ラフティ丼とあさりのみそ汁。
一晩じっくり煮込んだラフティは柔らかく美味。
ラフティの下にとろろが隠れていますが、この相性抜群でした。
最近の先生はラフティづくりにはまっているようです…。
早いもので本日、大間々校(群馬)、毛呂山校(埼玉)に続いて、東京校も
今年の全日程の授業が終了しました。
今年は、教室の様子が皆さんにわかるように、ブログを少し多めに
更新してきましたが、来年も更新を怠らないように頑張ります…。
また機織り教室より一足先に、染色教室も先週で無事今年の日程が終了しましたので、
最後に染色の様子を少しご紹介させて頂きます。
最後の染色は【紅花】です。
二日間行なったのですが、黄色で染色する日と、紅色で染色する日で
それぞれ染色しました。
まずはじめに、紅花を水でもみ洗いをし、つけておくことにより黄色素を取り除きます。
この時でた黄色素で黄色の染色を行ないます。
錫媒染で透き通った黄色がでてきました。
また、紅色は黄色素を十分に取り除いたのちに、紅色素を
だして染色を行ないます。
同じ染材でも、ここまできれいに色の違いが出るのは
本当に不思議ですね!
来年もイロイロな色を求めて、染色を楽しみたいと思います。
今月は、専修科の課題である『八寸名古屋帯』でつかう絹糸の染色を
行ないました。
八寸名古屋帯とは、仕立て前の帯幅が八寸の名古屋帯のことをいいます。
今回の染色は酸性染料をつかい、皆それぞれが設計した色に
糸を染めていきました。
草木染めとは違い、ある程度好みの色がでますが、
設計どおりの色がつくか、最初は皆さんドキドキしていました。。
経糸だけでなく、緯糸も一緒に染色をして今回の染色は終了です。
このようにして並べると、色とりどりの糸が並んで
綺麗ですね!!今後どのような帯が織り上がるか…。
↑こちらは実際に染めた糸を使って織った生徒さんの作品の
八寸名古屋帯です。
お太鼓部分に縫取りで図案をいれていきます。
幾何学模様をいれたり、動物・植物のイラストを入れたりと
自分だけのオリジナルの作品が出来上がったようです!
先週末は肉桂の染色をおこないました。
まず染色場の横にある肉桂の木の葉を採取するところから
染色が始まります。
別名 ニッキ。セイロンニッケイはシナモンの原料になるので、
香りも非常にいいです。
今回は、採った肉桂の葉を細かく砕き、染液をつくっていきます。
糸染めは毎月季節にあわせて染材をきめていき、
それぞれ好みの色にあわせて生徒さんが染色を
おこないます。
着尺用の糸を染める方、帯用の糸を染める方、ショール用の糸を染める方、
経糸を染める方、緯糸を染める方などひとそれぞれ。。
同じ染材でも、糸の種類や媒染によって雰囲気が
変わるので、奥が深いです。
手織教室はたおと 毛呂山校では、糸染めの他
布染めコースも毎月季節の染材にあわせて開催中。
【染色体験】も布染めコースの際におこなっていますので、
是非お気軽にお問い合わせ下さい。
詳細はホームページをご覧下さい。