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今月は、専修科の課題である『八寸名古屋帯』でつかう絹糸の染色を
行ないました。
八寸名古屋帯とは、仕立て前の帯幅が八寸の名古屋帯のことをいいます。
今回の染色は酸性染料をつかい、皆それぞれが設計した色に
糸を染めていきました。
草木染めとは違い、ある程度好みの色がでますが、
設計どおりの色がつくか、最初は皆さんドキドキしていました。。
経糸だけでなく、緯糸も一緒に染色をして今回の染色は終了です。
このようにして並べると、色とりどりの糸が並んで
綺麗ですね!!今後どのような帯が織り上がるか…。
↑こちらは実際に染めた糸を使って織った生徒さんの作品の
八寸名古屋帯です。
お太鼓部分に縫取りで図案をいれていきます。
幾何学模様をいれたり、動物・植物のイラストを入れたりと
自分だけのオリジナルの作品が出来上がったようです!
先週末の染色は『ザクロ』
こちらは大間々校の並木さんのお家になっていたザクロです。
この写真では二つですが、たくさんのザクロを頂き、
中の実はその日の大間々校のおやつとして、皮は染色用として
使わせていただきました。このように使うと、ザクロも余るところなく
使えますね!これも染色の楽しみのひとつです。
後日、ザクロの皮は乾燥させてから煮だして、染液をつくりました。
こちらは鉄媒染で染色をした絹糸。
チタン媒染はやわかな色がでました。どんな着尺が
出来上がるのか楽しみですね。
糸染めコースの来月の予定は柿渋の煮染です。
おまけの染色コースのランチ…。
気まぐれランチは、スペイン風炊き込みご飯と白菜の鮭包み蒸し。
先生の料理が少しずつグレートアップしているのは気のせいでしょうか。
秋らしい天候になり、所々で紅葉も見えるようなってきました。
埼玉の毛呂山校には、毛呂山の生徒の野田さんから
素晴らしい菊を頂き、入口に飾っております。ちょうど今花が開いて
綺麗に咲いてます。菊も紅葉もきれいな時期になってきましたね!
今回はそんな毛呂山校での布染めコースの様子を
紹介したいと思います。
今回はむらくも絞りの染色をおこないました。
むらくも絞りとは絞染めの一種で、染め上がりが雲形になることから
この名前がつきました。
このむらくも絞りを2回おこない、濃淡が綺麗にでる
ゼブラ柄をつくっていきます。
今回はむらくも絞りの染色の様子をご紹介します。
まずは塩ビ管に浴衣地を包んで、縮めていきます。
このように包んで生地を押し込んでいきます。
が、この作業が想像以上に大変…。浴衣地なので
13m弱を縮めていくので、かなり必死です。
そして完成したら、水につけその後、藍で染めていきます。
染液につけて、酸化させることを繰り返したら、水洗いをして
完成。
ジャバラ状に縮められていた浴衣地がきれいな
ゼブラ柄になって染められました。
また後日この作業を繰り返します。
こちらが二回染色をした完成品!!
同じ物は出来ない、オリジナルの浴衣地となりました。
先週末は肉桂の染色をおこないました。
まず染色場の横にある肉桂の木の葉を採取するところから
染色が始まります。
別名 ニッキ。セイロンニッケイはシナモンの原料になるので、
香りも非常にいいです。
今回は、採った肉桂の葉を細かく砕き、染液をつくっていきます。
糸染めは毎月季節にあわせて染材をきめていき、
それぞれ好みの色にあわせて生徒さんが染色を
おこないます。
着尺用の糸を染める方、帯用の糸を染める方、ショール用の糸を染める方、
経糸を染める方、緯糸を染める方などひとそれぞれ。。
同じ染材でも、糸の種類や媒染によって雰囲気が
変わるので、奥が深いです。
手織教室はたおと 毛呂山校では、糸染めの他
布染めコースも毎月季節の染材にあわせて開催中。
【染色体験】も布染めコースの際におこなっていますので、
是非お気軽にお問い合わせ下さい。
詳細はホームページをご覧下さい。
先週の糸染コースの染色は『黒染め』を行ないました。
染材は樫・矢車附子・栗、その他数種類をつかい、
これを混ぜ煮だして染液をつくります。
一種類の染材では、黒色を作る事ができないので、
様々な染材、色素を使う事により、『くろ』をだして
いきます。
じっくりと煮だし、染液をとり、ここから糸を染色していきます。
またお昼には先生特製のかぶとみずたまのアーリオーリオを頂きました。
みずたまのプチッとした食感と、とろっとしたとろみが美味です。
生徒さんも喜んで食べておりました。
実はこれが楽しみだったりしてます。。。
午後過ぎから染色の開始。
染色、媒染を繰り返し好みの黒色をだしていきます。
染色は体力勝負ですが、出来上がるといつも満足感で
いっぱいです。
…来月の染色は『柿渋』