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あっという間に寒くなるんだろうなと思っていたら、今日がその日でした。
いつもの格好に上着を重ね、桐生校に向かうと庭の金木犀の香りがして秋を感じました。
そんな今日は、桐生校の日。
↑整経。二色で色糸効果を織る予定。
10月に入り、ようやく暑さもおさまり、過ごしやすい日が続いております。
ただこの気候も少ししたら急に寒くなりそうで、秋を感じられるのは少しだけかもしれません。
最近の日本の四季はバランスが悪くなっていますね。
さて、昨日は毛呂山校木曜日コースの授業の日。
今このクラスは、木綿の着尺が4人同時に織っているのでとても賑やか。
はたおとの教室のカリキュラムには、初等科・高等科・専修科があり、それぞれ異なる作品に取り組みます。
高等科の木綿の着尺のカリキュラムでは、縞の設計から糸染め、織りまでと一連の流れを行います。
縞の種類もたくさんあり、万筋、千筋、子持ち縞や滝縞と名称があるものや、身の回りの洋服やインテリアの縞からヒントをもらったりと、皆さんそれぞれの縞を設計します。
縞が決まるとそれぞれの色の割合を求めて、整経長と本数から必要な綛の数を割り出し、染色に取り組みます。
そして先週は、この木綿着尺の糸染めを行いましたので少し紹介したいと思います。
まずは決めた色をつくるために、事前に先生より染料の割合を教えてもらい、量ります。
先月に続き、今月の染色も火を使わない染色実習。
前回は盛りだくさんな染色実習でしたが、今月は【柿渋】で、たて糸・よこ糸を染めました。
写真は柿渋で染めた糸を干している様子。柿渋の浸し染めも通常の草木染めとは異なり、媒染を使わず行います。