‘着尺’ タグのついている投稿
先月は、草木染めや化学染めと、染色実習が盛りだくさんでした。
化学染めでは、高等科の課題である【木綿の着尺】の染色を行います。
今回は東京校、毛呂山校の生徒7名が参加し、ほとんどの生徒さんがはじめての染色実習を楽しんでいました。
まず実習前に、着尺の縞のデザインをし、色の割合をきめてから実習に参加しました。
自分の糸の色の染料を用意し、色を配合して、糸を染めていきます。
最初はドキドキしながらの実習でしたが、徐々に染色にも慣れていきました。
皆さん、それぞれ個性のある色の糸に染め上がってきましたね。
予定していた色の糸に染まった方、予定外の色になった方も、皆さん自分の糸が染め上がって満足!!
これからどんな着尺になるのでしょうか…楽しみです!
第一、第三日曜日は群馬県みどり市にある大間々校の機織りの日です。
この日は、生徒さんからとっても綺麗なザクロをたくさん頂きました。
お昼休憩のときに、おやつとして…そして果皮は来月の染色実習の日に利用させて頂く予定です。
トウモロコシのような形の色鮮やかな赤い実を、みんなでおいしくいただきました。
果皮は乾燥させ、来月の染色で活躍予定です!
さて、教室は現在10人と満席です。
最近新しく入った生徒さんや、休みから復帰した生徒さんなど、賑やかに機織りを楽しんでおります。
↑花織の練習を織り始めました。
↑経糸の準備…これから絹の着尺を織る予定です。
↑縫取りの作品で、バックが仕立てあがってきました。
大間々校では、教室見学を開講日(第一、第二日曜日)随時可能です。
是非ご興味のある方はお気軽にお越し下さい。
昨日の土曜日は、月一度の糸染めコースの染色の日でした。
台風の心配もありましたが、この日は天候も良く染色日和…
今月の染色は【ザクロの果皮】です。
【ザクロ】はチタン媒染できれいな黄色になります。
また、以前藍の生葉で染めた絹糸の上から、ザクロで染めると深みのある黄緑色になりました。
今回も鮮やかな色の糸が揃いましたね。
【糊付け】
午前中には、これから織る着尺の絹糸に糊づけをしました。
糊づけは、絹糸の毛羽立ちを防ぎ、扱いやすくするために必要な作業です。
着尺一反分の糸をあわせて、布海苔でつくった糊につけます。
むらにならないようによく揉みこみ、浸透させます。
最後によく絞り、糸をたたいて干しておきます。
今後に機にかかるのが楽しみですね。
秋の気配が徐々に感じられるようになり、朝晩も少しずつ冷えてきました。
芸術の秋ということで…はたおとの生徒さんはいつも以上に作品づくりに励んでおります。
また先月は型染めのワークショップを開催しましたが、11月3日(月・祝)には文化服装学園の講師を招き、カラーコーディネートの特別講習会を行います。普段勉強できない色の基本や配色など、今後の作品づくり(縞の配色など)の参考になると思います。
是非皆様のご参加をお待ちしております。
さて、今月もたくさんの作品が織り上がってきたので、少しではございますが紹介します。
【初等科】
初等科では、織り方練習が終わったあとに、織りたい作品を設計し、バック地やランチョンマットなどを織ります。
整経〜織りまで一連の流れを初めてやるので、最初はわからないことだらけですが、一つ一つ丁寧に進めていきます。
今後反復してこの作業をするので、慌てずゆっくりと覚えていってくださいね。
また初等科二作目は、様々な柄の見本織りの中から、好きな柄を選んで作品を織ります。
↑こちらの作品は、経糸は一緒ですが、作品ごとに緯糸の色・踏み方を変え、雰囲気の異なる作品を織っていきました!
【専修科】
専修科では、二重織りや縫取り、帯や着尺を織ります。
↑こちらの作品は綴織りでタペストリーを織りました。綺麗な蓮の花が表現できていますね。
【研究科】
初等科、高等科、専修科のカリキュラムが終わると、研究科になり自分の好きな作品に取り組みます。
新しい作品に挑戦したり、試し織りをしたり、今までのカリキュラムを再度挑戦したりと様々な作品に取り組めます。
↑ワッフル織りのマフラー。ワッフル織りならではのふっくらとした肌触りと、裏表で色も変化させました。
↑経吉野織りで、バックに仕立てました。いろいろなシチュエーションで使用できそうです。
↑最近教室でよくみかける綟織り。透け感が素敵ですね。
↑こちらも透け感のある、レース織り。教室の窓の大きさにぴったりでこのまま飾っておきたいです。
また来月はどんな作品が織り上がるのか…乞うご期待です。
8月になり、一段と夏の暑さが増してきました。。。
本日もこの暑さの中、東京校水曜日の生徒さんは機織りに励んでいます。
それでは、今月もたくさんの作品が織り上がってきたので、少し紹介したいと思います。
【初等科】
初等科最初の作品では、平織り、斜文織りによる織り方練習を行います。
糸の長さを設計し、整経から織りまでと一から学んでいきます。
きれいに仕上げることも大事ですが、ここでは一連の流れと、機織り機に慣れることが一番のポイントです。
↑デザインの異なる、三枚のランチョンマットが完成しました。
【専修科】
専修科では、縫取りや綴織り、帯、着尺などを織ります。
絹の着尺が織り上がれば、無事修了となり、晴れて研究科になります。
↑上の3つは、専修科の縫取りによる作品です。作品も、敷物やクッション、ティッシュカバーと様々です。
【研究科】
研究科では、今までのカリキュラムを通して、自分の好きな作品を織っていきます。
糸を染色したり、試し織りをしたり、洋服地を織ったり、着尺を織ったりと、試行錯誤しながら作品づくりを楽しんでいます。
↑あまり糸の絹糸をつかい、ショールを織りました。色使いも素敵ですね。
↑絹のショール。よーく見ると平織りと畝織りの市松になっています。
↑色糸効果の試し織りで、バックに仕立てました。
↑セットで、ベストとシャツを自分で仕立てました!
【番外編】
最近機織り機を買った生徒さんが、休みの間自宅で3本のマフラーを織ってきました。
マフラーの仕上がりも徐々にきれいになってきましたね。
今月は、8月11日(月)〜8月16日(土)まで夏期休暇となります。
お問い合わせ等ございましたら、メールにてお問い合わせください。