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今週の月曜日は、教室の高等科のカリキュラム【木綿の着尺】の染色実習の日でした。
木綿の着尺では、着物に仕立てる方や作務衣にする方、または洋服地にするかたやインテリア地など様々です。
まずは縞の設計をし、染める色の割合を決めてから染色をします。
事前に教室で、自分が織りたいものを相談し、過去の縞のデザインや身の回りのものから縞のデザイン、染色をし織るので、一点ものの反物を一からつくることになります。
糸の扱い方や、色の配合など、糸の染色はこの高等科のカリキュラムではじめてですので、真剣に皆さん取り組んでおりました。
この日は、東京校、大間々校の生徒さん計4名が、木綿の染色に参加しました。
様々な色の糸が染め上がり、今後どのような縞の反物が織り上がるのか…。
またこの日の先生お手製の昼食はキノコのパスタ。
染色の合間の一つの楽しみでもあります。
先月、今月と【栗の落花】による草木染めを行ないました。
毎年この時期(6月〜7月)に近所の栗の木から落ちる花を集め、染色をしています。
今回の染色も、落花を採取するところから始まりです。
採取した落花を、煮だして染液を数回抽出し糸染めをします。
今回は鉄媒染と銅媒染で絹糸を染めました。
鉄媒染では、赤みのかかったきれいなグレーに染め上がりました!
媒染の違いや、濃度の違いにより様々な色の糸が並び、綺麗ですね。
また今月は気温が一段と高くなり、火を使う染色ではこの気温との戦いでもあります。
水分補給をしながら、昼食には冷たいかぼちゃのスープと冷製パスタで一休み。
来月は火を使わない、【藍の生葉】による染色を行ないます。
先週の糸染コースの染色は『黒染め』を行ないました。
染材は樫・矢車附子・栗、その他数種類をつかい、
これを混ぜ煮だして染液をつくります。
一種類の染材では、黒色を作る事ができないので、
様々な染材、色素を使う事により、『くろ』をだして
いきます。
じっくりと煮だし、染液をとり、ここから糸を染色していきます。
またお昼には先生特製のかぶとみずたまのアーリオーリオを頂きました。
みずたまのプチッとした食感と、とろっとしたとろみが美味です。
生徒さんも喜んで食べておりました。
実はこれが楽しみだったりしてます。。。
午後過ぎから染色の開始。
染色、媒染を繰り返し好みの黒色をだしていきます。
染色は体力勝負ですが、出来上がるといつも満足感で
いっぱいです。
…来月の染色は『柿渋』