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今年度の糸染めコースも、今月と来月で終わりです。
今まで染色した糸を並べると、染料ごとにそれぞれの色合いがあり、
これから着尺を織る際のデザインの幅が広がり、想像して並べているだけでもワクワクしています。
この糸が着尺や帯に変わっていくのが楽しみです。
カリキュラムを終えると研究科となり、生徒さんはそれぞれ自分の好きな作品に取り組みます。
カリキュラムで好きな作品を見つけて、その織り方を再度チャレンジしてみたり、草木染めした糸を使い着物や帯にチャレンジしたり、マフラーや敷物などを織ったり…
前回に続き今回も生徒さんの作品を紹介したいと思います。
今回は色々な帯がたくさん仕上がっております。
↑ロートン織りの九寸名古屋帯。ロートン織りは教室でも人気な織物の一つで、絹糸の光沢感がたて糸方向に出るのが特徴です。
1月に入り、染色コースの糸染めコースも新年1回目がスタート。
この糸染めコースも残りわずかとなり、生徒さんも糸の扱いも慣れ、染める手順も段々と身についてきました。
そして今回染める染料は【ログウッド】
ログウッドは、媒染の種類により黒系の色から紫系統の色に染めることができます。
12月の染色実習は【ラックダイ】
ラックダイは、カイガラ虫から抽出した染料で、ピンク系や紫、グレー系など媒染によってさまざま…
いつもは午前中に染料を煮出し染液をつくりますが、ラックダイは粉末状の染料なのでいつもより早く染色のスタートです。
10月に入りましたが、気温は30℃近くまだまだ暑い日が続いております。
そしていつの間にか寒い日が続き、秋という季節がなくなってしまうのではないかと心配しております。
この日も台風一家のおかげで晴天、染色日和です。
10月のこの時期は、毛呂山校の教室前には【コセンダングサ】あちこちに見え、今回はそれを使うことにしました。
コセンダングサは、9〜10月ごろに花が咲きその後、くっつき虫と呼ばれるとげが特徴な植物です。
まずはみんなで力を合わせて、コセンダングサをとるところからスタートです。