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今月の染色実習は【フキ】
毎年このフキの染色の時期になると、季節の移り変わりを感じることができます。
これからの時期は、ヨモギや臭木の染色の時期になり、少しずつ夏が近づいて来るのを感じます。
さて、染色実習はまずフキを採るところから始まります。
教室近くにフキを採りにいき、その後葉と茎に分けます。
東京ではつい先日に桜が開花し、少しずつ春らしい景色が広がっています。
本日も通勤途中には、学校の卒業式に向かう袴姿の学生をチラホラ見かけることができ、一昨日の雪の日でなくてよかったなと一安心。。。
暖かくなったり、寒くなったりと体調管理が難しい時期ですが、皆さんも十分気をつけてお過ごしください。
さて、本日はそんな桜を使った草木染めの様子を紹介したいと思います。
桜は、花が咲く前の木を剪定し染色をします。
この日は、初めて草木染めをする方二名でしたので、午前中は煮出しながら資料で糸の話や染め方の話をして…
今年度の糸染めコースも、来月の染色で最終となります。
月一回、一年間を通じて12種類の染材を使い、様々な色の糸へと染めていきました。
季節の草木を使い、媒染でも様々な色へと染めっていく糸は、この一年で異なる色の糸が揃ったのではないでしょうか。
さて、それでは今月の糸染めコースの様子を少し紹介したいと思います。
今月は、【紫根】の染色です。
紫根の染液の抽出方法は、普段の染材とは異なり、アルコール抽出により染液を取ります。
ここ最近は天候もよく、過ごしやすい日々が続いています。
そして昨日は埼玉の毛呂山校で【藍の生葉】による染色実習。
染色の糸染めコースの生徒さんも今月で6回目の実習となり、糸の扱いも徐々に慣れてきました。
藍は、毛呂山校から徒歩圏内の畑から採りにいき、葉の部分を分けるところからスタートです。
7月も中旬…暑い日が続き、そろそろ梅雨明けも近づいてきたようですね。
群馬県の大間々校は、桐生市の隣町のみどり市に位置し、周りは山々に囲まれ、東京・埼玉よりほんの少し涼しく感じられます。
さて、本日はそんな大間々校の様子を少し紹介したいと思います。
現在生徒さんが織っている作品は着尺や帯、ショールなど皆さんバラバラ。
また珍しいことに、織っている方は少なく、準備段階の作業も皆さん異なる作業をしておりました。
それぞれの生徒さんの作業を、織るまでの工程順に紹介したいと思います。
↑まずはじめに行うのが設計です。糸の必要量や、組織図などを計画します。