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4月に入り、埼玉県毛呂山町で行っている糸染めコースも今年度のクラスが始まりました。
今年度は、東京校より3名の方が参加しております。
これから一年、季節の染料で染め、色も赤系、青系、緑系、黄色系などを染めていく予定です。
染色の面白いところは、同じ染料でも採る時期や場所によって色味も異なり、染色しながら発見もあるところです。
その発見を楽しみながら、染色に取り組んでいけたらと思います。
さて、今回は1回目の染色実習を紹介したいと思います。
1回目の染色は【桜】
桜や梅などの幹材は、花が咲く前の木を使うとよいと言われています。
三月も終わり、いよいよ新年度が始まります。
通勤の途中では、桜が満開な景色を眺めることができ、春の訪れを感じることができます。
そして教室でも、年度替わりで生徒さんの入れ替わりがあり、平日クラスに空きが少しあります。
ご興味ある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
さて、本日は生徒さんの作品を紹介したいと思います。
入学してまず始めるのが、織り方の練習で、平織や斜文織の練習を行います。
その後、一から準備し機ごしらえをします。初めての作業ばかりですが、この作業を繰り返し徐々に覚えていきます。
そして次の作品で、さまざまな組織から一つお気に入りの組織を選び作品を作ります。
↑バックと一緒にポーチを作ったり…
今年度の糸染めコースも、今月と来月で終わりです。
今まで染色した糸を並べると、染料ごとにそれぞれの色合いがあり、
これから着尺を織る際のデザインの幅が広がり、想像して並べているだけでもワクワクしています。
この糸が着尺や帯に変わっていくのが楽しみです。
カリキュラムを終えると研究科となり、生徒さんはそれぞれ自分の好きな作品に取り組みます。
カリキュラムで好きな作品を見つけて、その織り方を再度チャレンジしてみたり、草木染めした糸を使い着物や帯にチャレンジしたり、マフラーや敷物などを織ったり…
前回に続き今回も生徒さんの作品を紹介したいと思います。
今回は色々な帯がたくさん仕上がっております。
↑ロートン織りの九寸名古屋帯。ロートン織りは教室でも人気な織物の一つで、絹糸の光沢感がたて糸方向に出るのが特徴です。